大学に6年通い、中退後に始めた清掃の仕事から社会人生活をスタートした杉村太蔵さん。国会議員からタレントに転身し、今では実業家などさまざまな顔も持つ。中でも「投資家」としての実力は「超一流」と自負する杉村さんに、資産づくりの秘訣を聞いた。前編では、おカネや株式投資との向き合い方を変えた波乱の人生に迫る!(渡辺賢一)
清掃員から外資系証券へ
出会いで人生が変わった!
杉村太蔵さん
1979年8月13日、北海道旭川市出身。2004年3月筑波大学中退。派遣社員から外資系証券会社勤務を経て、2005年9月衆議院議員総選挙当選。現在、テレビ・ラジオ・雑誌などメディアで活動する一方、派遣社員から国会議員、落選して無職からタレントに転身という自身の経験を交えながら「政治・経済」をテーマに語る講演活動を全国で行う。
──杉村さんと言えば、2005年に「小泉チルドレン」の一人として最年少衆議院議員(当時)となり、その後、テレビタレントに。でも、それ以前のことは、あまり知られていないですよね。
こう見えてもスポーツ少年で、幼少期からテニスに没頭していました。高校3年のときには国体(現・国民スポーツ大会)で優勝したんですよ。おかげで、スポーツ推薦枠で筑波大学体育専門学群に入学できたのですが、6年在学した挙句に中退。
当時は超就職氷河期だったので、卒業できなかった人間を雇ってくれる会社はなく、派遣スタッフとして社会人生活をスタートさせました。
──大学を中退されたのが2004年。それから1年ちょっとで国会議員になったのですね。
ビル清掃の会社に派遣され、とある外資系証券会社の掃除を担当することになったんです。そこで働くカナダ人の営業幹部と仲良くなり、ある日、「ウチで働いてみないか?」と誘われたんです。
嘘みたいな話ですが、そのカナダ人と会うたびに、時代劇のお殿様のように「ははーっ」と持ち上げたりしたことが面白がられたみたいですね。物おじしないところに、度胸と人間味を感じたのでしょうか(笑)。