新NISAを機に投信デビューした人ほど、相場急落時の対応に迷いやすい。積立を止めるべきか、低リスク商品を選ぶべきか、買い時を待つべきか。初心者が陥りがちな思い込みを解き、長期で資産形成を続けるための投信の基本をおさらいする。 正しい知識を身に付ければ暴落だって怖くない!初心者が陥りがちなワナとその対処法を徹底解説!(ダイヤモンドZAi編集部)

「ダイヤモンド・ザイ」2025年7月号の「初心者がはまる9つのワナを解説!もう暴落に振り回されない!投資信託入門」を基に再編集。データはすべて雑誌掲載時のもの。

投信デビュー組が押さえたい!
積立投資の基本

 新NISAがスタートしたのが2024年。このとき、初めて投資信託を買った人も多いだろう。当時、最も人気を集めた投資信託は、「オルカン」の愛称で知られる「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」だった。
 
 2025年はトランプ米大統領が関税政策などを打ち出し、株式市場は大荒れ。始めたばかりの新NISAで含み損を抱え、右往左往している人もいたはずだ。

 ここであらためて、投資信託のキホンをおさらいしておきたい。

一番売れてる月刊マネー誌ザイが作った「投資信託のワナ50&真実50[改訂第2版]」の本の写真。
一番売れてる月刊マネー誌ザイが作った『投資信託のワナ50&真実50[改訂第2版]』定価1870円(税込)

 投資信託は、1本持つだけで分散投資が可能。ネット証券なら100円からという少額で買える。そして何よりも、積立投資に適しているのが大きな特徴だ。個別株投資よりも初心者に向いている。
 
 だが、2025年のような波乱相場に動揺することなく、長期目線で資産形成していくには正しい知識が欠かせない。

 本特集では好評発売中の『投資信託のワナ50&真実50[改訂第2版]』から、初心者が陥りがちなワナとその対処法をまとめた。投信の仕組みを理解し、賢い資産形成を実践していこう。

相場が悪い時はどうする?
積立をやめて様子を見るのはNG!

 トランプ関税ショックで、株式相場が大きく荒れている。TOPIX(東証株価指数)は、3月の高値から4月7日までに19%もの下落を記録。オルカンも16%値を下げた。
 
 好調に推移していたオルカンや日本株、米国株の状況が一変し、「こんなはずではなかった」と積立をやめてしまったり、慌てて売却したりした人もいるかもしれない。
 
 しかし、一時的な株価の下落に動揺して、積立をやめてしまうのは、最悪のパターンだ。