投資信託は購入したら終わりではない。いつまで運用されるのか、移管はできるのか、価格は何で変わるのか。商品の仕組みやルールを知らないまま保有していると、思わぬところで判断に迷うこともある。この記事では、初心者が見落としやすい疑問にQ&Aで答える。まずは基本の落とし穴を押さえ、「なんとなく保有」から一歩抜け出そう! (ダイヤモンドZAi編集部)

「ダイヤモンド・ザイ」2024年1月号の「新NISAスタート直前のいま知っておきたい!みんなが気になる!投資信託のギモン27」を基に再編集。データはすべて雑誌掲載時のもの。

Q1 投信っていつまでも続くもの?
A 終わりの日が設定されている

 投信はあらかじめ設定されている運用終了日(=償還日)があり、その日で運用を終了する。運用開始日から終了日までの信託期間が決められている。ただし、信託期間が「無期限」の投信も。予定通りに償還日を迎えた場合を「満期償還」という。
 
 予定の終了日より早く償還する「繰上償還」のケースも。繰上償還の条件は目論見書に書かれており、これを満たすと自動的に償還される。

繰上償還を説明した図。信託期間の途中で、運用継続が困難になると当初の予定日よりも前に運用終了となる場合がある。これが繰上償還。一方、予定日どおりに終了すれば満期償還となる。
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 また、具体的な条件が書かれていない場合も、投信の保有者に書面で賛否を問うなど一定の条件を満たすと、繰上償還が可能になる。

 なお、純資産額が小さく、運用成績が振るわないと繰上償還は起きやすいので、これらは避けたいところだ。
 
 償還されると、その時点の基準価額で保有者に資金が戻る。繰上償還の場合、自分の売りたいタイミングではない価格で売られてしまう。