金投資は現物(地金・純金積立)と価格連動の有価証券(ETF・投信)に大きく分かれる。目的に合わせて金商品を選ぼう。資産全体のうち、約10%を目安に金を保有するのが基本だ。投信は低コストで長期運用に向く一方、現物は実際の金を保有する安心感は強いものの、手数料や保管費用が発生する。特徴を理解して選びたい。(ダイヤモンドZAi編集部)
金に投資しよう!
資産の10%を目安に投資したい4タイプとは?
金に投資できる商品は大きく2つのタイプに分けられる。1つは、金の現物に投資(購入)するもの。金地金、金貨、純金積立がこのタイプ。もう一つは金価格に連動する有価証券などに投資するもの。金ETFや投資信託などがこのタイプだ。
今回は初心者が始めやすい以下の4つを紹介しよう。
現物を購入する商品のほうがコストは掛かる。だが、「有事の金」と言われるように、金は何かあったときの資産保全の性格が強い。何を重視するか、目的によって判断しよう。
実際に投資する場合、資産に占める金の割合は、どの程度がいいのか。ファイナンシャルプランナーの深野康彦さんはこうアドバイスする。
「金は貯金の利息や株式の配当金のような定期的な収入が発生しないため、資産に占める比率が高すぎるのはおすすめできません。それでも最近の状況を考えれば、資産の10%程度は金を持つのがいいでしょう」
4つの投資商品の売買方法や注意点について、ここから詳しく解説していこう。
値上がり益を狙って長期で増やしたいなら投資信託
金価格に連動する投資信託。基準価額が為替の影響を受けるものと受けないものがある。新NISAの成長投資枠の対象なら、税金ゼロで投資できて、積立も実践しやすい。100円から少額で投資できる。 積立だけでなく、スポット購入※も可能だ。
※自分が好きなタイミングで好きな金額や量を一括購入すること。
株と同じように売買したいなら金ETF
円建てまたはドル建ての金価格や金先物価格の値動きに連動するETF(上場投資信託)。株と同様に売買が可能であり、機動的な取引ができる。NISA口座を使えば、税金はゼロになる。商品にもよるが、1万円程度から購入が可能。
長期でコツコツ続けたい人や現物が欲しい場合は純金積立
純金積立は、毎月、定額を支払い、コツコツ長期で金を買付けていくもの。毎月一定額のお金で金を購入し、積立てていく純金積立は一度設定すると、自動的に投資が続く。そのため投資タイミングがわからない初心者でも始めやすい。
地金で引出すことも可能なため、現物の金を手にすることもできる。取引会社にもよるが、1000〜3000円程度から積立が可能。スポット購入もできる。 金地金の販売店に加え、ネット証券などでも取り扱っている。
現物がすぐ欲しい人、手元に現物を置きたい人は金地金
いわゆる「金の延べ棒」のことで「インゴット」や「バー」とも呼ばれる。 万一、何かが起きても、世界共通の価値を持つ資産が手元にあるという安心感は大きなメリット。