お笑いコンビ「きつね」の大津広次さんは生活費を抑え、芸人の収入は投資へ回す。ギャンブルで生活費を賄いながら、株・FX・暗号資産で高リスク投資を行った結果、数年で約2000万円の資産を築いた。その思考法は「分離・自立・統制・俯瞰」。徹底していると思いきや、後輩芸人には多額のお金を貸すといった豪胆な振る舞いも。(渡辺賢一、ダイヤモンドZAi編集部)
贅沢をし過ぎると、生活のリスクは上がる!
生活費はギャンブルで儲けたおカネだけ!
──現在は、どんなふうに生計を立てているのですか?
芸人のギャラのほか、パチンコなどのギャンブルで稼いだおカネで何とか生きています。正確に言うと、生活費はギャンブルで儲けたおカネだけで賄っています。芸人のギャラは、ほぼ全額を株や投資信託、FXなどの資産運用に回しています。
──不安定なギャンブルの儲けだけで、よく生活できてますね。
そもそも私の生活コストは低いですから。いま、家賃も合わせて月17万円ぐらいかな?
──ええっ、東京でそんなに少ない金額で生きていけるんですか?
おカネを使うことにあんまり興味がないんで、ほとんど消費しないんです。この間も北海道に遊びに行ったんですが、名物のスープカレーに300円のパルメザンチーズをトッピングするのも、もったいないと思ってやめたぐらいですから。
──では、逆にどんなことだったらおカネを使うのでしょうか?
おもろいことかな? この間、後輩から「おカネを貸してもらえませんか?」と頼まれたので、貸してあげました。ギャンブルですっからかんになったみたいなんですが、悲壮感のカケラもなく、明るく「貸して」と言ってくるんで、生き方として面白いなぁと。「どうせまた、ギャンブルに注ぎ込むんやろ」と聞いたら、しれっと「はい」と答えてましたからね(笑)。いろんな後輩に総額800万円ほど貸してますね。
──300円のトッピングを渋るのに800万円もの大金を貸してあげる金銭感覚が面白いですね。
僕にとっては、当たり前ですけどね。おもろいことにはおカネを使いたくなるけど、贅沢なことには一切使わない。むしろ、「芸人だから」と見栄を張って、ブランドものを買ったり、高い料理を食べたりするのはダサいと思ってしまう。
贅沢をし過ぎると、無理して消費レベルや生活レベルを上げ続けなければいけなくなるので、リスクとともにストレスも相当たまってしまいますからね。だから月17万円ぐらいの生活費で十分なんです。
投資に関してはとことんリスクを追求する!
おカネを稼ぐことが大好き
──でも、質素な生活の半面、本業の芸人やギャンブル、投資で稼いでいると、おカネはどんどんたまっていきますよね。
あまり使わないけど、おカネを稼ぐこと自体は大好きなんです。預金のケタがどんどん増えていくのが、たまらなく快感ですね。
ゲームでポイントがどんどん増えていくのと一緒ですよ。そう考えると、おカネ稼ぎは僕にとって“究極のゲーム”なのかな?
──投資には、どれくらいおカネを入れているのですか?
芸人として稼いだおカネの7割を株、2割をFXに入れています。貯金に回す額は1割にも満たないかな。
消費はリスクを抑えているけど、逆に投資では滅茶苦茶リスクを取っています。株は、いまならAIや、関連する光ファイバーなどの銘柄が全体の6割、仕手株が2割ぐらいですね。配当を稼ぐよりも、ガーッと上がりそうな株ばかりを選んでいます。ギャンブルと一緒の感覚です。
──かなり、高リスクの投資ですね。
投資に関しては、とことんリスクを追求しないと、大きく稼げないですからね。仮に投資に失敗して何もかも失ったとしても、死ぬわけではありませんし。怖いものはありませんよ。
──破天荒ですね(笑)。実際、どのぐらい稼いでいるのでしょうか?
暗号資産で味を占めてから本格的に投資を始めて、この数年で2000万円ほどの資産を築くことができました。年400万〜500万円ずつ増やせているので、このペースを保てば1億円も決して夢じゃない。まずは、投資で“億り人”を目指したいですね。