AI、防衛、原油、アニメなど、ETFの「テーマ型」には面白いものが続出している。そのため「個別株はハードルが高い」・「NISAの成長投資枠で新しいものを買いたい」といった人は要チェックだ。またETFの魅力だけでなく、注意点も解説。テーマ型ETFや米国ETFの落とし穴について、しっかりと学んでいこう。(ダイヤモンドZAi編集部)
面白くて値上がりも狙える!
旬のテーマはETFで買え!
ETF(いー・てぃー・えふ)はExchange Traded Fundの略で、「上場している投資信託」のこと。いわば株と同じように売買できる投信だ。近年このETFの種類が増え、特にエッジの効いたテーマ型のETFが人気だ。
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ETFは投信より機動的な売買に向く
●ETFと投資信託の違い
|
※銘柄数は
2026年4月末日現在 |
ETF | 投資信託 |
|---|---|---|
| 上場 | 上場している | 上場していない |
| 購入できる場所 | 全銘柄、全ての証券会社で 購入可 |
銘柄によって販売会社が違う 証券会社・銀行などで購入可 |
| 購入価格の決まり方 | リアルタイムで変動する 市場価格 |
1日1回算出される基準価額 |
| 買い方 | 好きな価格で買える | 好きな価格で買えない |
| 購入単位 | 10口や100口など、 口数指定で注文する |
販売会社や商品で異なるが 通常金額指定(100円~)や 口数で注文可能 |
| 購入時の手数料 | その証券会社の株の手数料 に準じることが多い |
ノーロード(無料)も増えてい る。販売会社や銘柄によって 違う |
| 売却時の手数料 | 同上 | 信託財産留保額がかかる商 品もある |
| 信託報酬 | 投資信託より低め | ETFよりも高め |
| 銘柄数 | 433本 | 約5800本 |
| 分配金の再投資 | 自動で再投資はできない | 自動で再投資できる |
ETFの強みは、投信のように少額から手軽に分散投資ができるのに、株と同じようにリアルタイムで売り買いできる便利さにある。
投信の場合、購入したい商品が、自分が口座を持っている証券会社では取り扱いがないことがある。さらに購入時にはいくらで約定するのかが分からない。しかし日本の市場に上場するETFは、どの証券会社でも、市場が開いている時間なら購入可能。また、「この価格で買いたい(または売りたい)」と指定して売買することもできる。
気になるコストの面でも、信託報酬は普通の投信に比べて低いケースが多い点も魅力の一つだ。さらに売買手数料も無料という証券会社も増えてきた。投信より機動力に優れ、メリットも多いのだ。
ETFでは注目テーマが急増中!
AI、防衛からアニメまで続々上場!
近年、注目を集めているのが、AI、防衛、気候変動、アニメといった特定の分野に特化したテーマ型ETF。なぜこんなさまざまなETFが誕生したのか。
マネーコンサルタントの頼藤太希さんは「背景として、低コストでニッチな最新トレンドに丸ごと投資したいという投資家の声はもちろんですが、東京証券取引所がETFの市場を盛り上げようとしていることが大きいと思います。2023年にはアクティブETFが解禁され、さらに2026年に入ってアクティブ型の組成・上場の条件が緩和されています」と語る。
また、注目ETFはNISAの「成長投資枠」で購入できるものが多数。税金ゼロの恩恵を受けながら、資産運用のちょっとしたスパイスとして最新トレンドを上手に取り入れるのもアリ。
テーマ型や高配当株はNISAで買える!
・つみたて投資枠(120万円/年間まで)
TOPIX、日経225、世界株式、S&P500など代表的な指数連動の9本(2026年6月3日現在)
・成長投資枠(240万円/年間まで)
各指数に連動するETFのほか、AIや防衛、半導体などのテーマ型や高配当、アクティブETFなども
・一般・特定口座
上記の投信のほか、毎月分配型や2倍、3倍のレバレッジ型など
高リスクETFもある
もちろんザイ読者にも人気の日本の高配当株ETFや、米国で長い運用実績を持つ人気の高配当株ETFもNISAで購入できる。ぜひメリットを享受しよう!