世界情勢で相場が乱れる中でも、「日本市場には悲壮感がなく、下がったら買いたい」と熱量高く語るのが、投資家・ちょる子さんだ。2011年に240万円で株式投資を始め、2025年には総資産4億円を突破。暴落をチャンスに変える「逆バリ」指標や国策関連の見極め方など、NISAの伸びしろを引き出す視点をちょる子さんに学ぶ。(ダイヤモンドZAi編集部)
データはすべて雑誌掲載時のもの。
今の日本市場に振り回されちゃダメ!
つみたて投資枠はTOPIX、成長投資枠は大化け狙いで!
イラン情勢の影響で、世界の相場が混乱していますよね。でも、日本市場を見ると、急落時でも悲壮感がなかったと思いませんか? これまでなら、日経平均が2000円や3000円下がれば、それこそパニック。投げ売りが止まらない展開になっていたはずです。2024年8月の「令和のブラックマンデー」の時は、過去最多のストップ安で、“この世の終わり”のような空気でした。
今年の3月9日は日経平均が歴代3位の下落幅、それでも「ブラックマンデー」と呼ばれるような暗さはありませんでした。むしろ、「下がったら買いたい!」という熱量すら感じます。これは、日本市場の強さの表れではないでしょうか。日々のニュースの暗い空気に、引っ張られすぎるのはキケンだと思いますよ!
東証改革の効果が絶大!
米国株より日本株に注目
私はここから先、米国株よりも日本株が有望だと見ています。だからNISAのつみたて投資枠は「オルカン」ではなく、TOPIXのインデックス投信一択。
何といっても、日本株は東証改革の効果が絶大です。過去最高の自社株買いに、過去最高の増配。改革の前と後で、日本株は別物になりました。東証の圧力も相当強いと聞きますし、「次はスタンダードだ!」という声も出ています。この流れは、簡単には止まらないはず!
成長投資枠は、新NISAになってから売却しても枠が復活するようになり、短期売買に使うこともあります。ただ、いちばん理想的なのは、長期投資での“大化け狙い”。優良な高配当株を買って、大きく育つのをじっくり待つスタイルです。なかなか値上がりしなくても、その間は税金ゼロで配当がもらえるので、気持ちにも余裕が持てます。
例えば、ウクライナ戦争が終われば、荒廃した国土の再建でガラス需要が一気に高まるはず。AGCはそのど真ん中の銘柄で、大化けの可能性があると見ています。今、AGCの配当利回りは3%台。税金ゼロで配当をもらいながら、戦争終結を待つ──そんな戦略です。
長期でも短期でも、私のモットーは「優良株を安い時に買う」ことです。身近にいる親族──両親と叔父・叔母は全員が株に投資していて、いわゆる“億り人”です。それぞれ投資対象は違っても、共通しているのは、「暴落した時に良い株を買う」という点です。極めてシンプルで、勝率が高い。目の前で、それをずっと見てきました。