
◆今日の内容を10秒でチェック!
- ・日経平均は続伸、AI関連が再び強く7万円台を回復!
- ・しまむら好決算、楽天Gは衛星通信で国が資金補助
- ・官民投資で24兆円超、足元不調のゲーム株は買い?
【1】今日の株式相場&話題株 早わかり!
続伸、NYダウ最高値&日経7万円回復! AI関連が再び強い
【今日の相場】
日経平均株価は続伸! 29日の米国市場では主要株価指数がそろって上昇、NYダウは約2週間ぶりに最高値を更新し、終値で初めて5万2000ドル台に乗せた。序盤に失速する場面があったが、すぐに持ち直した。半導体株などAI(人工知能)インフラ関連株に押し目買いが入ったほか、NYダウに採用されたアルファベットなど大型テック株も堅調だった。「イランとの会談が明日、カタールのドーハで行われる」とのトランプ大統領の発言も寄与した。日経平均株価は上昇スタート後、韓国の株価指数KOSPIに連れて下落に転じる場面もあったが、KOSPIが持ち直すに伴い再び堅調に推移した。上場来高値を付けたSCREENホールディングスなど半導体製造装置のほか、電線株や電子部品関連が大きく上昇した。
対ドルの円相場は1ドル=162円台に突入し、約39年半ぶりの安値を付けた。ただ、為替介入が意識されてか、自動車関連の買いは限定的だった。一方、輸入インフレの再燃が懸念され、ニトリホールディングスなど内需系企業が軟調。米国では今晩、6月のコンファレンスボード消費者信頼感指数や5月雇用動態調査(JOLTS)求人件数が発表される。
主要指数(スマホでは左右スクロール可)
| 指数 | 終値 | 方向 | 前日比 |
|---|---|---|---|
| 日経平均 | 70062.32円 | ↑ | +594.21円 |
| グロース250 | 706.62 | ↑ | +3.85 |
| NYダウ | 52182.74ドル | ↑ | +306.63ドル 29日 |
| ナスダック | 25820.144 | ↑↑ |
+522.526 29日 |
■日経平均株価チャート/日足・6カ月
拡大画像表示
【今日の話題株】
楽天グループ(4755)
753.4円(+38.9円)
「日本企業が手がける衛星との直接通信を資金補助する総務省の事業の対象が楽天グループの連合に決まる見通し」と一部で報じられた。衛星の打ち上げなどの費用として3年間で計1500億円を支援するという。楽天Gが出資先の米衛星通信ASTスペースモバイルと組んで日本国内で事業を展開する。
しまむら(8227)
3340円(+27円)
2027年2月期の第1四半期(2月21日~5月20日)営業利益は前年同期比16.8%増の178億円と市場予想を大きく上回った。プライベートブランド(PB)やキャラクター商品の拡充で既存店売上高が好調だった。気温の変化を見越した柔軟な仕入れ戦略が奏功し、前年に大きく伸びた粗利益率は更に改善。デジタル販促の推進とコンテンツ作成の内製化によるコスト削減も寄与。ただ、AI関連株が再び盛り上がる中、上昇して始まった株価は大きく失速した。
J.フロント リテイリング(3086)
3617円(+140円)
「物言う株主(アクティビスト)」として知られるシンガポールの3Dインベストメント・パートナーズの保有割合が6.35%から7.55%に上昇したことが判明。保有目的は「純投資および状況に応じて企業価値の向上を目的に、経営陣その他の関係者との間で建設的な対話や助言・提案などを行うこと」。22日に大量保有が判明して以降、2回目の買い増し。ハイペースな保有割合の拡大を受け、思惑的な買いが強まっている。

【2】火曜コーナー「投資&おかねのギモン」
官民投資で24兆円超、足元不調のゲーム株は買い?
(ご質問)
政府は「ゲーム」への官民投資が2033年までに24.5兆円に上るとしています。ゲーム関連株に投資しない手はないと思うのですがどうでしょう?
(答え)
海外展開への期待が高まる一方、ゲーム株にとっては足元厳しい環境…投資するなら中長期的な視点で!
ゲームなどのコンテンツ産業は引き続き成長分野として注目度が高い一方、代表選手とも言える任天堂の株価は2026年前半に大きく下落しました(6月26日号参照)。このため、期待と不安の両面から「今後どうなる?」というご質問が多数寄せられています。今日はゲーム株の先行きについて考えてみましょう。
政府は24日に経済財政諮問会議・日本成長戦略会議の合同会議を開き、「官民投資のロードマップ(行程表)」を取りまとめました。戦略17分野にて2040年度までの累計で370兆円超の官民投資を想定しており、「コンテンツ」には2033年度までに33.7兆円が投じられる見込み。日本発コンテンツの海外売上の約6割(3.4兆円)を占める「ゲーム」は24.5兆円もの投資が想定されています。主要な製品・技術の中でも「フィジカル・インテリジェント・システムの中核を担う半導体(68.0兆円)」「クラウド・データセンター、蓄電池(32.7兆円)」に次ぐ投資規模で、ゲーム産業への期待が高まりそうですね。
この官民投資は「主要企業や団体に対してヒアリングを実施し、今後の投資の予定・見通しを聴取したものを積み上げ」た上で、官の投資は「一定の機械的な前提を想定」したもの。実際にどの程度の財政支援がなされるかは、今後の予算編成を注視する必要があるでしょう。一方で、政府は来年度にもコンテンツの海外展開を支援する組織を創設するなどと報じられており、意気込みのほどがうかがえます。世界的に人気の高いIP(知的財産)を抱えるゲーム大手の更なる活躍が期待されますね。
ただ、半導体メモリーの価格高騰がゲーム機を直撃した上、ゲーム生成AI(人工知能)の登場もあって、任天堂などのゲーム株が軟調なのは冒頭述べた通り。海外ファンドではゲームなどのIP株を売り、業績が急拡大する半導体メモリー株を買う動きが広がったようです。ゲーム株が再浮上するためには、半導体株の騰勢が一服するのを待つ必要があると思われます。この点、29日に韓国の半導体メモリー大手が大規模な増産投資を行うことを発表しており、半導体不足の解消につながれば転機となる可能性もあるでしょう。
株式市場では「eFootball」が快走するコナミグループや、「バイオハザード」「モンスターハンター」シリーズを抱えるカプコンへの期待が根強くあります。これらを中心に、中長期的な視点で投資してみるのも一案でしょう。
(ザイアナリスト 小林大純)
■任天堂株価チャート/日足・6カ月
拡大画像表示
★あなたの投資の疑問を教えて!★
ザイのアナリストや編集部員が、毎週火曜日にあなたの投資の疑問にお答えします!
「投資指標の見方が実はよく分からない!」「ストップ高で買えなかった! どうして?」「NISAとiDeCoの活用術を知りたい」など今さら人に聞けないことから日頃の取引の疑問まで、ぜひお寄せください。
【※質問はコチラから】
⇒<無料メルマガ>デイリーZAiでは「あなたの投資の疑問を教えて!」のアンケートを常時募集中!
(リンク先の画面下、「<無料メルマガ>デイリーZAiアンケート」からご回答ください)
※ザイはSNSでも情報発信しています!
下記から皆様のフォロー・いいね!をよろしくお願いいたします。
■X(旧ツイッター):@ZAiClub
■Facebook:ダイヤモンド・ザイ
■Instagram:diamond_zaiclub

本記事は、デイリー・ダイヤモンドZAiの内容紹介を目的としており、投資その他の行動を勧誘する目的で運営しているものではありません。投資は自己責任において行ってください。