攻めの増配株は増配ペースの鈍化や終了が売りのサインだ。売り時の成熟企業株は増配ペースの鈍化・決算の予想割れ・26週移動平均線割れの3点がポイントになる。一方、不人気だが構造改革で成長に転じる割安株はPBRや過去平均PERが重要。成長転換の局面を見極め、回復後は段階的に利益を確保する出口戦略も大切だ。(ダイヤモンドZAi編集部)
攻めの増配が終わったら売り!
増配ペースの変化で売り時を見極めよう!
「攻めの増配株」を買った場合、最も重要な売却時のサインが「増配ペースの鈍化」と「増配の終了」だ。増配ペースが加速している局面は、企業が今後の業績拡大に強い自信を持っているサインであり、株価の上昇エンジンになる。
しかし、増配額が前期より縮小したり、増配ペースが鈍化し始めたりしたら要注意だと仲村さんはアドバイスする。

「増配ペースの鈍化は、企業自身が業績拡大に慎重になっているサインともいえます。また、増配が終了した場合は、『買い』の根拠が失われたと判断し、速やかに売却を検討しましょう」(仲村さん)
増配ペースの加速が続く限りは強気で保有し続け、ペースが鈍った瞬間を見逃さないことが、「攻めの増配株」で利益を最大化する鉄則だ。
決算が市場予測を下回ったら売り!
3カ月に1回だけ決算情報を確認しよう
「スグ2倍株」の売り時を判断するうえで欠かせないのが、四半期ごとの決算チェックだ。決算発表のたびに、アナリストの業績予想の平均値である「コンセンサス予想」と、実際の決算数字を確認しよう。営業利益が市場予想を下回った場合は、投資家の失望売りが増えるので、売却を検討するのが得策。
コンセンサス予想を確認するなら「株予報」などのサイトや証券会社が提供する情報を活用しよう。なお、コンセンサス予想が存在しない企業については、小林さんは、次のようにアドバイスする。

「例えば、営業利益の前期比増益率が30%から10%など、利益の伸びが鈍化したような場合は、売りを検討しましょう」(小林さん)
3カ月ごとの決算数字で売りタイミングを判断することが、「スグ2倍株」で利益を最大化する鉄則だ。
移動平均線を下回ったら売り!
株価トレンドの転換点が移動平均線でわかる!
業績や配当といったファンダメンタルズだけでなく、テクニカル面からも売りタイミングを見極めよう。株価が26週移動平均線を明確に割込んだら、中長期での上昇トレンドが転換したサインなので、売却を検討しよう。
あらかじめルールを決めておくことで、利益をしっかりゲットできる。