成長性の高いテック株や米国以外の海外株を追加した注目の投信を厳選してご紹介。FANG+や半導体などの集中投資型やインド株や欧州株といった地域分散型のアクティブ投信を候補に加えることで、米国偏重の弱点を補えるはずだ。総合力に優れた実力派投信と下落に強い高配当・バリュー株型で、成績の底上げと安定性を同時に狙おう。(ダイヤモンドZAi編集部)

「ダイヤモンド・ザイ」2026年6月号の「NISA新戦略 買いの日本株&投信69」を基に再編集。データはすべて雑誌掲載時のもの。

利益上乗せを狙えるテック系でブースト!
成長性の高い業種に集中投資する投信をプラス

「『オルカンだけ』では物足りない。もっと資産を増やすスピードを上げたい!」という意欲がある人は、より高い成績を狙えるタイプの投信をプラスしよう。この場合、成長性が高い業種に絞って投資するタイプの投信が候補になる。

 世界経済を牽引する米国のITや半導体関連などのテック株は、好成績を続けるオルカンやS&P500にも含まれている。これらが今後も成長すると考えるなら、その分野を強化する戦略もありだ。

 ただし、高い成績が期待できる一方、値動きが大きくリスクも高い。このため、長期目線の積立でリスクを抑えながら投資するのが得策だ。テック系で注目の投信は以下の2つだ。

iFreeNEXT FANG+インデックス/大和

少数精鋭の銘柄で好成績を狙う
拡大画像表示

 米国を代表するIT企業10銘柄で構成されたNYSE FANG+指数に連動する。組入れトップ3はエヌビディア、アルファベット、メタ。AI活用は息の長いテーマとして期待される。

野村世界業種別投資シリーズ 世界半導体株投資/野村

投信グランプリの優秀賞
拡大画像表示

 値動きは激しいが、高い上昇力が魅力。組入れ銘柄数が24と半導体関連企業に集中投資する。国別では米国が63%、台湾が24%。値上がりに応じて年1回の分配金。

※データは2026年2月末時点。販売会社の正式名称はSBI証=SBI証券、楽天証=楽天証券、マネ証=マネックス証券、三菱e=三菱eスマート証券、松井証=松井証券、日興証=SMBC日興証券、大和証=大和証券、野村證=野村證券、5都銀=三菱UFJ銀行、みずほ銀行、りそな銀行、埼玉りそな銀行のいずれか、その他=地銀などその他の販売会社。 オレンジ が取扱いあり、 赤 が販売手数料ゼロで取扱いあり。 つみ =つみたて投資枠、 成長 =成長投資枠で買える投信。

米国以外の海外に分散する!
「全世界型」タイプのバランスの悪さを解消!

 よく言われていることだが、全世界株型の「オルカン」を買っても、世界中にバランスよく投資できるわけではない。投資先の約6割は米国で占められているからだ。

 投資先を分散したい場合、米国以外の地域に投資するタイプにも目を向けてみよう。高成長を期待するならインド株型は見逃せない。また、欧州株型も分散候補の一つだ。

 ここでは、現在つみたて投資枠でも買えるアクティブ型のインド株型と欧州株型投信を紹介。今後、欧州株については、NISA拡充によりつみたて投資枠で買えるインデックス投信も追加される可能性が高い。そのため“米国以外”の海外株投信は要チェックだ! 

iTrustインド株式/ピクテ

新興国ではインドに注目!
拡大画像表示

 中長期的に成長が期待できるインドの優良企業に投資。業種は36%が金融であり、組入れ銘柄数は35。アクティブ型だが信託報酬も低め。インド株型の中では安定感あり。

フィデリティ・欧州株・ファンド/フィデリティ

停滞期を脱した欧州経済に期待
拡大画像表示

 英国や欧州大陸が対象。設定は1998年で歴史がある。優良企業に厳選投資。組入上位国は1位が英国で37%、次いでフランスが12%。底堅い成長に期待だ。