新NISAをきっかけに投資を始めた人にとって、商品選びや買い方に迷う人は多い。なかでも、平均越えを狙うアクティブ型投信を選ぶなら、過去の成績だけで判断するのは危険だ。市場平均を上回っているか、リスクに見合う成果を出しているかに加え、純資産総額や繰上償還のリスクも確認したい。失敗しない投信選びの基本を解説する。(ダイヤモンドZAi編集部)

 「ダイヤモンド・ザイ」2026年5月号の「“わかってるつもり”のコトをプロに聞いてみた!NISAで勝つ!投資信託再入門」を基に再編集。データはすべて雑誌掲載時のもの。

アクティブ型投信の実力は
「運用の腕前」で見極める!

 指数に連動するインデックス型の選び方はカンタン。同じ指数に連動する投信なら「運用コストの安さ」を見ればいい。

 一方、市場平均超えを狙うアクティブ型は、「運用の腕前」の見極めが重要だ。 主なチェックポイントは3つある。

3つの成績チェック表。市場平均を上回っているか、類似投信と比べて好成績か、シャープレシオが1以上かを確認する。
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 1つめは、本当に「市場平均」を上回っているか。つまり指数と成績を比べる。日本株タイプならTOPIX、米国株タイプならS&P500というように、適切な指数を「物差し」に選ぶことが、上手に見極めるコツだ。 

 2つめは、類似商品、つまり投資している地域や業種などが似ている他の投信と比べて、好成績かを比較する。日本株タイプと中国株タイプを比べても意味がないので注意しよう。
 
  下図のように、楽天証券などの投信ページで、分類が同じ商品の平均値が見られるので活用したい。

楽天・シュワブ・高配当株式・米国ファンド(四半期決算型)の成績表。楽天証券ではリスク・リターンの詳細が投資信託ごとに掲載され、シャープレシオも載っている。
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 3つめは、「シャープレシオ」が1以上か。シャープレシオとは、「取ったリスクに見合ったリターン(利益)を得られたか」という、運用効率がわかる指標のことだ。楽天証券など主要なネット証券の商品ページで確認できる。

 一般的に1以上なら優秀、0.5を下回ると運用効率が悪いとされる。ファンドアナリストの篠田さんは、「常に1以上を維持するのは難しいこと。市況に左右されるものなので、シャープレシオも類似商品との比較を重視するべき」とアドバイスする。