ダイヤモンドZAi(以下、ザイ)の理論株価ならその株の割安度をひと目で判定できる。価値を知りたい銘柄の「いまの株価」と「理論株価」を比べればいいのだ。また、便利なアイコンや、割安度の数字を見るだけで、より直感的に割安かどうかが判断できる。そんなザイの理論株価の仕組みはとてもカンタン! 使い方と仕組みを、簡単に解説する。(ダイヤモンドZAi編集部)

理論株価が示すのは企業の実力!
「これまで稼いだお金」と「これから稼ぐお金」だ

 ダイヤモンドZAiでは上場全3700超の銘柄を対象に、理論株価を算出している。この理論株価は、業績の実績値と予想データから導かれる3つの価値、「資産」「利益」「成長」を合計したもの。これを示したのが下の図になる。

理論株価の計算方法(利益の織り込み年数が6年の場合)の図解。
理論株価の計算方法(利益の織り込み年数が6年の場合)。資産価値、利益価値、成長価値の積み上げであることがわかる。
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 資産価値は1株あたりの純資産。企業がその時に保有している純資産を、発行済株式数で割ったもので、企業がこれまで蓄えてきた財産だ。

 一方、企業がこれから稼ぐお金にあたるのが利益価値と成長価値の合計。売上高の前期実績と今期予想から導いた成長率に、予想1株益をかけて2年目の予想1株益を算出、3年目の予想1株益は2年目の予想1株益に成長率をかけて算出、4年目は3年目の……というように、利益を織り込むべき年数分の予想1株益を出し、それを合算したものだ。

 利益を何年分織り込むべきかは、過去データをもとに業種ごとに決めている。年数は4年から10年までさまざま。今後も成長が期待される業種、たとえば医薬品や情報・通信、ゲーム企業が所属するその他製品、食料品の年数は比較的長くなっている。業種ごとの将来利益の織り込み年数は次の通り。

業種別・将来利益の織り込み年数の表。
成長率は業種ごとに大きく異なるため、将来利益の織り込み年数も業種によって異なっている。
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今の株価と理論株価を見比べるだけ
便利なアイコンを見るだけでもOK!

「理論株価って難しい……」

 そう思った人も、大丈夫! 理論株価のしくみがピンとこなくても、使い方はとても簡単だ。知っておくべきことは2つ。まず、理論株価というのは、公式に発表されている業績データなどをもとに「理論的には企業の1株の価値はこれくらいだろう」と推定される株価のこと。2つめは、株価は、理論的には1株の価値に近づいていくものだということ。

 だから、「今の株価」と「理論株価」を見比べたとき、「今の株価」が「理論株価」より安ければ割安、高ければ割高な状態と推論できるのだ。

 そこでダイヤモンドZAi<デジタル版>では、理論株価を作成した時点の株価と理論株価を比較して、どれくらい割安(高)かがわかる、かい離率を掲載している。その数字が大きいほど、割安(高)だ。

 さらに簡単に銘柄をチェックするために、便利なアイコンについても説明しよう。