ドル/円は協調介入後も、中長期の円安基調が継続中だ。13週線を上抜ければ、約40年ぶりの164円台が視野に入る。一方、このまま155円を割ると、152円までの円高余地がある。対してユーロ/円は179〜188円のレンジで推移。長期的に円安基調を維持する予測だ。上放れなら、190円。下放れなら175円が節目となる。(ダイヤモンドZAi編集部)

「ダイヤモンドZAi」2026年11月号「毎月行う定点観測 3カ月先を読む! 為替の透視図」を基に再編集。データはすべて雑誌掲載時のもの。

ドル/円の予測 
中長期の円安基調は不変、164円台も視野に入る

教えてくれたのは株式会社外為どっとコム総合研究所の宇栄原宗平さん!
撮影=山本祐之
株式会社外為どっとコム総合研究所 為替アナリスト 
宇栄原宗平さん

国際テクニカルアナリスト連盟認定テクニカルアナリスト(CFTe)。「外為どっとコム 公式FX初心者ch」(YouTube)でドル/円を中心に相場分析を発信中。https://www.youTube.com/@gaitamesk_com

 日米の協調介入から1カ月。ドル/円は再び円安方向に動き出すが、ユーロ/円はやや停滞。

ドル円の週足チャート
日米協調介入ショックをこなして再び160円台をうかがう展開に。13週線は横ばいに変化も、26・52週線は上向き。約40年ぶりとなる164円台に向けて再始動か。 チャート提供:外為どっとコム ※チャートは2026年9月3日12時時点。
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 ドル/円は、7月の為替介入で円高方向に動きました。しかし、5月の円高時と同水準の155円台前半で踏み止まり、その後、1カ月程度で160円を回復する展開になりました。

 現状のレートは13週移動平均線が上値を抑える形で伸び悩んでいます。ただ、26・52週線が上向きを維持していることから、円安基調は継続中と判断できます。

 再び13週線を上抜けるようなら、約40年ぶりの円安水準である164円が意識される展開に。そこも突破すれば心理的節目の165円が視野に入ります。

 一方、このまま円高基調が続くと、三尊天井*が形成される事態が想定されます。その場合のネックラインである155円を下抜けると、152円まで円高余地が広がることになります。

ドル円の月足チャートは12・36カ月線が下値支持へ
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 12・36カ月線が上向きを維持。中長期的な円安基調に変化はない。同線が下値支持として意識されると、7月の高値163.99円を視野に入れた展開が続きそう。

*為替チャートの場合、円安から円高への転換を示すシグナル。ネックラインは、その過程で現れる、2つの円高水準を結んだ線。ここを下抜けると、円高への本格的な転換となる。