好業績でも株価は伸び悩み
金利上昇が重しに
9月の日経平均株価は6万3000~6万6000円を行き来するレンジ相場が続きました。
この方向性の見えない相場は、プラスとマイナスの要因が綱引きしているイメージです。プラス要因は好調な企業業績。AI関連をはじめ、成長率は依然として高水準にあります。
一方、マイナス要因は米国の長期金利の上昇。10年国債の利回りは5.3%まで上昇し、株価の下押し圧力に。
加えて、中東での戦闘激化に伴い、WTI原油先物価格は9月前半に1バレル100ドルを超えました。これにより将来の企業業績の悪化懸念が高まりました。
ただ、9月の米国FOMC*での利上げを機に、市場の認識も変わりつつあります。9月前半は利上げへの警戒でディフェンシブ株や割安株が買われていました。
一方、FOMCを通過するとSOX(米国の半導体銘柄で構成される株価指数)が急上昇。
利上げを織り込み始めたことで、業績成長への注目が再び強まっているところ。前述のプラス要因が優勢になる気配が出てきています。
*米国の金融政策を決定する会合