高額療養費制度で
医療費の負担はぐんと減る!
ザイゼン
社会人3年目。特技は囲碁。幼少期はプロ棋士を目指していた。囲碁の名人の夢は諦めたが、次は「お金名人」を目指すことに。
河村 修一 先生
行政書士。CFP・1級FP技能士。生命保険会社勤務を経て独立。親の介護の経験をもとに、介護や老後資金、相続などの悩みをサポートする。
ザイゼン 高額療養費制度についてあらためて知りたいです!
河村 ひと月に支払う医療費が高額になったとき、誰でも使える公的な制度です。年収や年齢に応じて1カ月の自己負担の上限額が決まっていて、その額で支払いがストップ、もしくは上限を超えて支払った分が後日還付されます。
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ザイゼン そもそもボクの場合、医療費の自己負担は3割でしたっけ。
河村 その通り。6~69歳は原則3割負担です。ただ、大病で手術をしたり、高額な薬を処方されたりして、1カ月の医療費が100万円かかったとしましょう。自己負担は3割の30万円になる計算ですよね。
ザイゼン それは負担が大きい……。
河村 そこで高額療養費制度の出番です。年収500万円の場合、1カ月の上限額は約8万5800円。実際の支払いは9万円程度で済むわけです*。
ザイゼン 自己負担の30万円のうち、約21万円を制度が負担してくれるってことか。ありがたい!
河村 自己負担の上限額は年収に応じて異なります。年収が約370万~770万円の人は約8万5800円。約770万~1160万円の人は約17万9100円です。
ザイゼン 年収が高いほど上限額も高くなるのですね。
河村 ちなみに、制度をこの先も維持するために、2026年8月に上限額が引き上げられました。さらに、2027年8月から年収と上限額の区分が細分化されます。多くの人の上限額が引き上げとなるので要注意です。
※健康保険が適用されない先進医療や、差額ベッド代、入院中の食事代などは高額療養費制度の対象外。
実は、長期療養になると自己負担をさらに抑えられる仕組みがある。次ページで詳しく見ていこう!