株主優待は魅力的でも、株価が下がれば意味がない。では、優待を楽しみながら値上がり益も狙える銘柄は、どう見つければいいのか。優待アナリストの小林大純さんが、株式分割・物言う株主・インフレ下での反発期待という3つの視点から、「上がる優待株」の見つけ方と注目銘柄を解説する!(ダイヤモンドZAi編集部 写真=Adobe Stock)
「上がる優待株」を見つける!
3つの注目ポイント
株主優待を楽しみつつ、値上がり益を狙うには、どんな銘柄に注目すればよいのか。そこで、ザイの優待アナリストの小林大純さんに「優待+値上がり益」を狙う3つの注目点を教えてもらった。
注目1|株式分割で優待拡充
100株優待の継続に注目!
1つめは、株式分割の実施後も100株から優待を出す銘柄だ。分割で投資額が手頃になり、新規の買いが入りやすいからだ。優待内容も据え置きなら、利回りアップの魅力も大きい。
「一方で、分割後は既存株主が増えた分の株数を売りがち。そのため、それを上回る買いが入るかが重要です。企業の成長性や優待の魅力度が高い銘柄であれば、株価も強い傾向があります」(小林さん)
注目2|物言う株主で還元強化!
優待新設・拡充の動きに注目
2つめは、物言う株主の影響で株主還元を強化する銘柄だ。
「日本で『もっと資本を効率よく使うべきだ』という物言う株主の攻勢が強まる中、会社の味方となる個人投資家を増やすために優待の新設・拡充が相次いでいます」と小林さん。
物言う株主の要望に応えて経営改善が進めば、株価の上昇も期待できる。
注目3|インフレ逆風下で反発期待!
小売・外食・運輸に注目
3つめは、インフレ逆風下で株価が低迷中の銘柄だ。注目は小売・外食・運輸。出店余地や独自の強みを持つ銘柄なら、消費刺激策などで環境が好転した際に、真っ先に反発することが見込まれる。
今後、環境が好転した時を見据えて買っておくのもアリだ。
次ページでは、3つの注目点で小林さんが選んだ「上がる優待株」を2銘柄ずつ紹介している。どれも6~9月権利確定だ。