システムの脆弱性を検知する能力が高いAIモデルが登場し、サイバー攻撃の高度化に警戒感が強まっている。対策強化が急務となる中、セキュリティ関連株への期待は急上昇。狙い目は、侵入防止とデータ復旧の両面で需要を取り込む銘柄だ。フォーティネット、パロ・アルト、ネットアップ、デルの成長力を探る!(ダイヤモンドZAi編集部)
生成AI悪用のサイバー攻撃が激化!
侵入防止とデータ復旧が急務に
企業活動や行政サービスのデジタル依存度が高まる中、生成AIを悪用したサイバー攻撃への警戒感が急速に強まっている。
マンハッタン・グローバル・フィナンシャルの森崇さんは「重要インフラや企業システムが攻撃を受ければ、深刻な影響が出かねません。官民を問わず、セキュリティ対策の強化は急務です」と語る。
セキュリティ対策の拡大で恩恵を最も受けるのが、サイバー攻撃を未然に防ぐサイバーセキュリティ企業。その代表格がフォーティネットとパロ・アルト・ネットワークスだ。
「サイバーセキュリティ企業の中でも技術力と収益性の高さが際立っており、中長期での株価上昇が期待できます」(森さん)
また、サイバー攻撃対策が「侵入の防止」から「データの復旧」へ広がっていると森さんは指摘する。
「サイバー攻撃を受けることを前提に、ビジネスを素早く再開するための『データ保全』や『データ復元』も重視され始めています」(森さん)
データのバックアップ用ストレージを手がけるネットアップやデル・テクノロジーズは、需要が急拡大しており、利益が大幅に伸びている。
次ページからは、侵入防止とデータ復旧の両面で需要拡大が期待できる注目4銘柄を、プロの診断をもとに詳しく見ていこう!
サイバー防衛とデータ復旧で需要拡大!
注目4銘柄をプロが診断
ここからは、それぞれの銘柄について、サイバー対策需要をどのように取り込んでいるのか確認していこう。