20代から株式投資を始めて投資歴は13年。元手700万〜800万円で、現在は1億7000万円まで資産を育て上げたスゴ腕投資家のオオハシさん。30代でいわゆる「FIRE(経済的自立・早期退職)」を達成し、現在は専業投資家として活動中だ。今回は、オオハシさんにこれまでの投資の歩みや銘柄選びの哲学、そしてなぜ「凡人でも投資で成功できる」と考えるのかについて話を聞いた。(綾部和也、ダイヤモンド・ザイ編集部)

オオハシさん:Xアカウント@ohashi_investor

きっかけは「怪しげな勧誘」で
出会った一冊のマネー本

「きっかけは怪しげな勧誘でした」

 そう笑いながら話すのは、個人投資家として活動するオオハシさん(現在は40代・仮名)。彼が投資の世界に足を踏み入れたのは、ある意外な出来事がきっかけだった。

「20代のときにカフェで怪しい勧誘をされまして…、いわゆるマルチ商法のようなお話でした。ただ、その勧誘の中で、ロバート・キヨサキ氏の本『金持ち父さん貧乏父さん』の話を例に出されたんです」

 本の内容が勧誘内容にとって都合よく使われていた面もあったそうだが、興味を持って読んでみると、その本から得たものは確かにあったという。

「『お金に働いてもらう』という考え方に惹かれたんです。自分が働くだけじゃなくて、お金も同時に働かせるというのが面白いなと思って。それからというもの、投資関連の書籍を読み漁り、たどり着いたのが世界一の投資家として知られるウォーレン・バフェットの考え方でした。著書を読んでみると、難解な数字があまり出てこなくて、理解しやすかった。それからは、ファンダメンタルズ重視の中長期投資というスタイルに自然となっていきました」