デイリーZAi今日の注目株

◆今日の内容を10秒でチェック!

  • ・日経平均は3日ぶり大幅反落…半導体関連の荒い値動き続く
  • ・値上げ検討のサイゼリヤがストップ高! 東宝は政策保有株を縮減
  • ・AIの電力需要増が追い風、「系統用蓄電所」関連株に注目!

【1】今日の株式相場&話題株 早わかり!
3日ぶり大幅反落! 半導体関連の荒い値動き続く

【今日の相場】

 日経平均株価は3日ぶり大幅反落! 15日の米国市場では主要株価指数がそろって続伸。6月の卸売物価指数(PPI)が予想を下回り、利上げ観測が後退、アップルは上場来高値を更新した。一方、不安定さが続くフィラデルフィア半導体株指数(SOX)は下落。新規株式公開(IPO)を控える中国半導体メモリー大手の増産による競争激化懸念が要因として指摘された。東京市場でも半導体関連が売られ、韓国総合株価指数(KOSPI)が急落する中、日経平均株価は一時6万6499.49円(-2252.02円)まで下げ幅を拡大。午後に発表された台湾積体電路製造(TSMC)の4~6月期決算は、純利益が予想を上回り過去最高を更新、設備投資計画も上方修正されたが、影響は限定的だった。

 キオクシアホールディングスは-15.03%と急落。一方、自動車関連やパルプ・紙、小売、医薬品などは上昇した。昨日売られたソフトウェア関連株も一転して大きく上昇した。なお、来日中の米エヌビディアのジェンスン・フアン最高経営責任者(CEO)は「今週はジャパンAIの幕開けの週になる」と発言、その後、富士通などとフィジカルAI分野で協業することを発表している。今晩の米国では、ネットフリックスなどが決算を発表する予定だ。

主要指数(スマホでは左右スクロール可)

指数 終値 方向 前日比
日経平均 66835.54円 ↓↓ -1915.97円
グロース250 719.47 ↓↓ -17.27
NYダウ 52658.64ドル +150.37ドル
15日
ナスダック 26269.227 +162.219
15日

■日経平均株価チャート/日足・6カ月

チャート提供:マネックス証券
チャート提供:マネックス証券
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【今日の話題株】

サイゼリヤ(7581)

6780円(+1000円)

2026年8月期の第3四半期(2025年9月~2026年5月)営業利益は前年同期比25.6%増の133億円と、市場予想を上回った。円安による食材価格などの上昇で粗利益率は悪化したが、メニュー施策やDX活用の効果などによる既存店売上の好調がカバーした。期末の配当予想は5円増額、年35円(期末一括)とした。また、9月以降の価格改定の可能性が示された。価格据え置きにこだわる姿勢から変化がみられ、利益率改善への期待が高まった。

ニチレイ(2871)

2026.5円(+86.5円)

13日にシステム障害を発表し、15日にはサーバがサイバー攻撃を受けたことを確認、冷蔵倉庫の入出庫業務などで支障が生じていた。外食企業や食品メーカーなどで幅広い影響が出ていると報じられ、前日の株価は8%安と急落した。一方、17日から順次再開することや、第1四半期の決算発表は予定通り8月7日に実施することを明らかにした。影響は限定的との見方が強まり、不安が後退した。

東宝(9602)

1397.5円(+52.5円)

2027年2月期の第1四半期(3~5月)営業利益は前年同期比28.3%減の138億円。ただ、TOHO Globalの会社分割に伴うIP・アニメ事業の連結調整が減益の理由で、調整前のIP・アニメ事業は増収増益だった。また、政策保有株式を2030年2月期末までに500億円超縮減する方針を発表。売却資金は成長投資に優先配分しつつ、株主還元にも活用するとしている。

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【2】木曜コーナー「今日の注目株」
AIの電力需要増が追い風、「系統用蓄電所」関連株に注目!

 今回は「系統用蓄電所」関連に注目したい。系統用蓄電所とは、電力系統から大量の電気を充電し、必要な時間帯に放電する大型蓄電施設である。電力の需給バランスを調整するとともに、太陽光や風力など天候によって出力が変動する再生可能エネルギーの導入拡大や、電力系統の安定化を支えるインフラとして、全国で開発が進められている。

 米ニューヨーク州では、新たなハイパースケール・データセンターを対象に、州による環境許認可手続きを最長1年間停止する措置が発表された。AIの普及を背景にデータセンターの建設需要が急増するなか、電気料金や電力網、環境、地域社会などへの影響を検証し、開発に関する新たな基準を整備することが目的だ。

 日本でもデータセンターの新設が相次いでおり、今後は電力需要の増加に対応するため、発電設備や送配電網の増強が一段と重要になりそうだ。再生可能エネルギーの導入拡大も進むなか、需給調整や系統安定化を担うインフラの一つとして、系統用蓄電所の整備も加速する可能性がある。

生成AIの普及、データセンターの建設ラッシュで高まる電力需要が追い風となる「系統用蓄電所」関連株はこちら!
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 上の表には、注目の「系統用蓄電所」関連銘柄を挙げた。ウエストホールディングスは15日、2026年8月期第3四半期(2025年9月~2026年5月)決算を発表。営業利益は前年同期比128.2%増の46億円と、減益だった上半期から大きく増益に転じた。前期から本格的に着手した蓄電所事業の市場は、想定を大きく上回るスピードで拡大しているという。

 同社グループによる系統連系協議の申請件数は、2026年5月末時点で1500件を超えており、早期の市場地位確立に向けて経営資源を集中投入している。また、保有する太陽光発電所の敷地内における特別高圧蓄電所の開発も進め、設備の開発・販売によるフロービジネスと、保有・運用によるストックビジネスの双方を視野に入れた取り組みを開始している。決算発表後には、収益拡大や蓄電所事業の成長への期待などを背景に、株価がストップ高まで買われる場面もみられた。

 レノバは「中期経営計画2030」の中で、蓄電事業を中核事業の一つに位置付けている。2030年までに、運転中・建設中を含む設備容量0.9GWを目指し、全国各地で複数の蓄電事業プロジェクトを推進している。

 三菱電機と東芝が折半出資するTMEIC(ティーマイク)は、電力系統の安定化などに活用される大容量蓄電システム「TMBCS」を展開している。

 また、住友電気工業が提供するレドックスフロー電池は、電極や電解液の劣化がほとんどなく、長寿命であることが特徴だ。発火性の材料を使用しておらず、常温での運転が可能なことから安全性も高く、電力系統用蓄電池に適した特性を備えている。

■ウエストホールディングス株価チャート/日足・6カ月

ウエストホールディングス株価チャート
チャート提供:マネックス証券
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