現役世代は積立と複利で、老後資金4000万円を目指そう。毎月3万円、年40万円程度の積立で、無理なく達成可能な金額のはずだ。支出の多い30代はNISAを優先。40歳前後からiDeCoの活用を検討しよう。40歳からでも積立額を月4万円に増やし、年率8%で運用できれば、65歳の時点で3800万円を準備できる。(ダイヤモンドZAi編集部)

「ダイヤモンドZAi」2026年8月号「インフレに負けない! 老後のお金計画アップデート大作戦」を基に再編集。データはすべて雑誌掲載時のもの。

現役世代は積立&複利で4000万円を目指す!
安全資産と投信などへの分散で老後資金は作れる!

 20〜30年後にリタイアを迎える現役世代は、インフレの想定が必須だ。楽しみや医療・介護に不安のない老後生活を維持したいなら、老後資金の目標額の3000万〜4000万円への上方修正が必要になる。

 この金額を聞いて、「ハードルが高すぎる」と思うかもしれない。しかし、「積立」と「複利運用」の効果はスゴイので、これらの活用で十分に手が届く現実的な目標になる。

※下表は左右スクロールできます。

若い世代は4000万円を目指そう!

月額3万円を積立したら 65歳でいくらになるか?

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  30代 40代 50代
意識すること キャリアアップで収入増や、夫婦ともに厚生年金へ加入を図る
インフレを想定し4000万円の準備を目指す
生活費の増加に注意し、iDeCoを開始するなど 世帯の積立額を増やす
インフレを想定し3000万円以上を目指す
老後準備のラストスパート。もらえる年金額や退職金額を確認。
教育費負担が消えたら積立を増額。
積立開始年齢
(積立期間)
30歳 (35年) 35歳 (30年) 40歳 (25年) 45歳 (20年) 50歳 (15年) 55歳 (10年)
運用利回り 2.5% 2011万円 1606万円 1249万円 933万円 654万円 409万円
3.0% 2225万円 1748万円 1338万円 985万円 681万円 419万円
5.0% 3408万円 2497万円 1787万円 1233万円 802万円 466万円
8.0% 6882万円 4471万円 2853万円 1767万円 1038万円 549万円
10.0% 1億
1390万円
6781万円 3981万円 2278万円 1243万円 615万円
15.0% 4億
4032万円
2億
770万円
9731万円 4492万円 2006万円 826万円

 上の表は毎月3万円をコツコツ積立て投資した場合の試算結果だ。今は金利が戻ったので、長期国債のような安全資産でも2.5%以上の利回りが得られる。これに投信や個別株などのリスク資産を加えれば5〜10%は十分に狙える。

 リスク資産での運用は、途中で相場の波乱は避けられないが、長期の積立投資なら損しにくくなり、リスクを下げられることも実証済みだ。ちなみに、人気の世界中の株式に投資するオルカンは過去10年のリターンが年率15.8%という実績がある。

期間が長いほど複利の恩恵が大きくなる!
イラスト=前田はんきち

 すでに40歳だったとしても、積立額を月4万円に増やし、投信などを積立てして年率8%で運用できれば、65歳で3800万円を準備できる。期間が長いほど複利の恩恵が大きくなるので、早く始めるのがカギだ。

 複利で雪だるま式に増えるので、早くスタートすれば1億円も夢ではない。オルカン以外にも日本株や好成績の投信を組み合わせがおススメだ。なおNISAの利用が前提で税金は考慮していない。

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