年金をできるだけ増やすための戦略を2つ、ご紹介。手っ取り早く年金を増やすには、60歳以降も働くことだ。オススメの手法はゆる働き。勤務先の厚生年金に加入できれば、長時間労働でなくとも、将来の受給額が月数千円以上もアップする。更に受給開始の時期を繰下げることでも、年金の受給額は増やせる。(ダイヤモンドZAi編集部)

「ダイヤモンドZAi」2026年8月号「インフレに負けない! 老後のお金計画アップデート大作戦」を基に再編集。データはすべて雑誌掲載時のもの。

老後の家計を支える年金をもっと理解!
年金をできるだけ増やすための戦略を2つ紹介!

 老後の家計の柱となる年金は、やり方次第でもらえる額が変わる。ここでは、年金をできるだけ増やすための戦略を2つ紹介する。

 1つめの戦略は、少しでも長く厚生年金に加入して働くこと。原則70歳まで加入可能なため、60歳以降も働き続けることで将来の年金を増やせる。60歳以降の再雇用はもちろん、企業規模などの条件を満たせばパートでも加入できる。

公的年金の内訳
*1 厚生年金の被保険者数。2027年10月に36人以上に拡大予定 *2 最低賃金引上げで実質撤廃状態 *3 季節的業務など例外あり
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教えてくれたのはファイナンシャルプランナーの井戸美枝さん!

「専業主婦(主夫)など、厚生年金の加入期間が短い人ほど恩恵が大きい」と、ファイナンシャルプランナーの井戸美枝さんは話す。

とはいえ、60歳を過ぎてがむしゃらに働くのは体力的にキツイはず。井戸さんが提案するのは、仕事量や時間を抑えた「ゆる働き」だ。年収200万円でも10年働けば、将来の年金が月約8500円増える。

加入期間別の厚生年金の増える金額(月)
給与+厚生年金が多いと、年金がカットされる在職老齢年金。その基準額が月65万円に大幅アップした。
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 無理のない働き方でも、60歳以降に厚生年金に加入して働けば、年金を月数千円以上増やせる。今後の制度改正でパートも加入しやすくなるため、勤め先選びでは加入条件を要確認。

 また、65歳以降の労働収入が一定以上あると年金をカットする「在職老齢年金」の仕組みが2026年4月に改正され、基準額の上限が大幅にアップした。これにより、以前よりも格段に働きやすくなっている。