「ダイヤモンドZAi」2026年11月号の「投資初心者は手を出すな!リスクもデカいが 儲けもデカい!ピリ辛レバ型(レバレッジ型)投信で攻めるワザ」を基に再編集。データはすべて雑誌掲載時のもの。

ハイリスク・ハイリターン!
「レバレッジ型投資信託」の正体

 レバレッジ型投資信託(レバ型投信)は、対象指数の日々の値動きの2倍、3倍の値動きを目指すもので、大きなリターンが狙える。

 だが、甘い夢だけを見て飛びつくのはキケン。下落時も容赦なく暴落する。

 例えば、米ナスダック100指数に2倍のレバレッジをかけた通称「レバナス」は、コロナショック直後から1年9カ月で約4倍になった。

 だが2022年は一転、1年間で63%も下落。天国と地獄を見た投資家も多かった。

赤い背景と人物のイラスト。上向きに急上昇する「WINNER!」と書かれたロケットに乗る人物と、下向きに急落する矢印とともに落ちる人物を描き、投資の上昇・下落を表現している。

 また、レバ型投信は仕組みが複雑だ。もみ合い相場では投信の価値が「減価」する。

 このため、レバレッジ2倍の投信の基準価額は、指数が2倍になれば単純に4倍になるわけではない。何も考えずにただ長期保有するのはやめたほうがいい。

 それでも、使い方次第では強力な武器になる。暴落時にルールを決めてレバナスを買い増す億り人もいれば、「日経平均4.3倍型」の短期売買で累計1800万円超の利益を出した投資家もいる。

 NISAでは買えないが人気は高い。仕組みと怖さを知ったうえで、うまく使いこなすことが大切だ。

 では、なぜレバ型投信は2倍、3倍もの値動きができるのか。そして、なぜ持ち続けるだけで不利になることがあるのか。

 次ページから、その仕組みと知らないと怖い落とし穴を詳しく見ていこう。