指数の2倍、3倍の値動き!
上昇相場なら利益が膨らむ
レバ型投信とは、日経平均や米ナスダック100など、対象となる株価指数の日々の値動きに対して、2倍、3倍などの動きを目指すもの。
例えば、対象指数が1日で2%上昇すれば、レバレッジ2倍型の投信は約4%上昇する。
最大の魅力は少ない資金で大きなリターンを狙えること。上昇トレンドが続く相場ではインデックス型投資信託を大きく上回る利益を得やすい。
拡大画像表示
しかし、下落時は2倍、3倍で下落する。ハイリターンであると同時にハイリスクだ。特性やリスクを正しく理解することが必須だ。
もみ合いが続くと減価する
レバ型投信のワナ
レバ型投信の注意点は、「2倍型」でも長期で指数の2倍上昇するワケではないことだ。
「レバ型投信は1日の値動きに対して2倍、3倍を目指すものです。しかし、対象指数が上がったり下がったりを繰り返す相場では減価していきます」(松井証券の海老澤界さん)
たとえば、指数が1日目に100から11%上昇して111になり、翌日に10%下落して約100に戻ったとする。
これに対してレバレッジ2倍型の投信は、1日目は22%上昇して122。その翌日は指数の下落率10%の2倍で20%下落するため97.6となる。そして長期になるほど、指数の騰落率との乖離(ズレ)が大きくなっていく。
拡大画像表示
強いのは指数が一方向に上昇する局面。複利効果によって指数の上昇の2倍を超えるリターンになるケースもある。だが反対に、上下動を繰り返しながら横ばいとなる相場では不利になる。
このため、「成長指数だから長期で放置すれば勝てる」というインデックス投資の常識は、レバ型投信には通用しにくい。
長期保有になればなるほど、この減価のボディブローが効いてくることをしっかりと理解しておく必要がある。