指数の2倍、3倍の値動き!
上昇相場なら利益が膨らむ

 レバ型投信とは、日経平均や米ナスダック100など、対象となる株価指数の日々の値動きに対して、2倍、3倍などの動きを目指すもの。

 例えば、対象指数が1日で2%上昇すれば、レバレッジ2倍型の投信は約4%上昇する。

 最大の魅力は少ない資金で大きなリターンを狙えること。上昇トレンドが続く相場ではインデックス型投資信託を大きく上回る利益を得やすい。

「一方向の上昇局面では大きく儲けやすい!」というグラフ。指数が100から3日後に124.74へ上昇する一方、レバレッジ2倍型は153.12まで上昇し、連続上昇時には値上がりが大きくなる例を示している。
レバレッジ2倍型なら対象指数の日々の値動きに対して2倍の倍率で動く。上昇が続く局面では、複利効果によって指数の上昇率の2倍を超えるリターンになることもある。
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 しかし、下落時は2倍、3倍で下落する。ハイリターンであると同時にハイリスクだ。特性やリスクを正しく理解することが必須だ。

もみ合いが続くと減価する
レバ型投信のワナ

 レバ型投信の注意点は、「2倍型」でも長期で指数の2倍上昇するワケではないことだ。

「レバ型投信は1日の値動きに対して2倍、3倍を目指すものです。しかし、対象指数が上がったり下がったりを繰り返す相場では減価していきます」(松井証券の海老澤界さん)

 たとえば、指数が1日目に100から11%上昇して111になり、翌日に10%下落して約100に戻ったとする。

 これに対してレバレッジ2倍型の投信は、1日目は22%上昇して122。その翌日は指数の下落率10%の2倍で20%下落するため97.6となる。そして長期になるほど、指数の騰落率との乖離(ズレ)が大きくなっていく。

「もみ合いが続くと減価する」というグラフ。指数とレバレッジ2倍型が上下を繰り返す例を示し、指数が最終的に基準値付近でも、レバレッジ2倍型は基準値を下回ることがあると説明している。
11%上昇→10%下落が続くと指数はほぼ100に戻る。だが、レバ2倍型は4日後には約95まで目減りしてしまう。
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 強いのは指数が一方向に上昇する局面。複利効果によって指数の上昇の2倍を超えるリターンになるケースもある。だが反対に、上下動を繰り返しながら横ばいとなる相場では不利になる。

 このため、「成長指数だから長期で放置すれば勝てる」というインデックス投資の常識は、レバ型投信には通用しにくい。

 長期保有になればなるほど、この減価のボディブローが効いてくることをしっかりと理解しておく必要がある。