20%下落ならレバ型は40%安
元に戻すのはなぜ大変?

「レバ型投信は大きな利益が狙える一方、下落時は負の複利効果も大きい特性があります」(海老澤さん)

 レバ型投信は値動きそのものが大きいため、下落時は短期で40%、50%と資産が減るリスクも高まる。対象指数が20%下落すれば、レバ2倍型は約40%下落してしまうのだ。

 しかも相場が上下を繰り返せば、前述の「減価」の影響も受けやすい。そのため「指数はいずれ高値を取り戻すだろうから、レバ型投信も同じように戻るだろう」と考えるのは危険だ。

 下落の際に覚えておきたいのが、20%下がったら、安値から20%上がっても元には戻らないこと。損失が大きくなればなるほど、元本を回復するのに大きな上昇率が必要になる。

「大幅下落後は戻すのが大変!」という見出しの表。100万円が10%下落すると90万円となり元に戻すには11.1%、20%下落では25%、30%下落では42.9%、50%下落では100%の上昇が必要と示している。
下落後、資産額を元に戻すには、下落率以上の上昇率が必要。50%下落なら100%の上昇が必要だ。
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 たとえば100万円を投資した後20%下落して80万円になった場合、元の100万円に戻すには20万円増やさなければならず、25%の上昇が必要になる。

 さらに50%下落して50万円になると元の100万円に戻すには50万円の利益が必要で、必要な上昇率はじつに100%。つまり資産が2倍にならなければ元本を回復できない。

 この「下落率」と「回復に必要な上昇率」の非対称性は、損失が大きくなるほど拡大する。

 大幅に下落してから元に戻すのは想像以上に過酷なうえ、時間もかかる。レバ型への投資では、「どこまでの下落なら自分は耐えられるか」まで考える必要がある。

本記事は、ダイヤモンドZAiの内容紹介を目的としており、投資その他の行動を勧誘する目的で運営しているものではありません。投資は自己責任において行ってください。