ハイリスク・ハイリターン!
「レバレッジ型投資信託」の正体
レバレッジ型投資信託(レバ型投信)は、対象指数の日々の値動きの2倍、3倍の値動きを目指すもので、大きなリターンが狙える。
だが、甘い夢だけを見て飛びつくのはキケン。下落時も容赦なく暴落する。
例えば、米ナスダック100指数に2倍のレバレッジをかけた通称「レバナス」は、コロナショック直後から1年9カ月で約4倍になった。
だが2022年は一転、1年間で63%も下落。天国と地獄を見た投資家も多かった。

また、レバ型投信は仕組みが複雑だ。もみ合い相場では投信の価値が「減価」する。
このため、レバレッジ2倍の投信の基準価額は、指数が2倍になれば単純に4倍になるわけではない。何も考えずにただ長期保有するのはやめたほうがいい。
それでも、使い方次第では強力な武器になる。暴落時にルールを決めてレバナスを買い増す億り人もいれば、「日経平均4.3倍型」の短期売買で累計1800万円超の利益を出した投資家もいる。
NISAでは買えないが人気は高い。仕組みと怖さを知ったうえで、うまく使いこなすことが大切だ。
では、なぜレバ型投信は2倍、3倍もの値動きができるのか。そして、なぜ持ち続けるだけで不利になることがあるのか。
次ページから、その仕組みと知らないと怖い落とし穴を詳しく見ていこう。