宮崎駿や庵野秀明も、おカネ集めの達人!
西野さんは自宅すら遊ばせない!
──夢を追い続けるためにも、おカネは欠かせないのですね。
おカネが尽きると、夢をあきらめざるを得なくなってしまいます。お笑いの世界でも、才能はあるのに生活が立ち行かなくなって、田舎に帰った後輩芸人たちを何十人も見送っていますからね。ましてや、大きなエンタメを作るなら、作品づくりの才能だけでは足りません。資金を集める力や、お客さんを呼ぶ力まで含めた総合力が必要なんです。
例えば、宮崎駿さんや庵野秀明さんといった超一流のクリエイターは、おカネのことも徹底的に考えている。作品やキャラクターなどのIP(知的財産)を生かして収益を上げ、次の作品づくりにつなげる。そうした仕組みまで考えることが、大きな作品を生み出す力になるんです。
──個展やライブのチケットを1枚ずつ手売りするなど、地道な営業活動も続けているそうですね。
もともとは「世界でいちばん手売りする芸人になる!」というアホな目標から始まったんです。
でも、実際にやってみると、お客さんと直接話すことで、いま何を求めているのか、何に関心があるのかがよくわかる。その積み重ねが、次に何をするかを判断するときの大きな財産になっています。一見、効率が悪そうでも、やってみなければ得られないものがあるんですよ。
──兵庫県川西市のご自宅も、留守中は貸出しているとか。
当初は「変な家を作ったらおもろいやろ」という、半分シャレみたいな気持ちで建てた家です。でも、自分がいない間も壁や床に働いてもらうのもありかな、と。せっかく作った空間をほかの人にも使ってもらって、それが次の挑戦につながればいいと思っています。
西野亮廣さんが書く絵本の世界観を再現した川西市の自宅。留守中は貸出している。
芸人の枠を超える
西野さんの4つの挑戦!
自作の絵本を映画作品へ! 西野さんは『映画 えんとつ町のプペル』(2020年)で脚本・製作総指揮。作品の世界を広げる。
共同プロデュースの『オセロ』が興行収入1位に。また、『Cats:The Jellicle Ball』ではトニー賞3部門を受賞。
会社をつくり、美術館などの再生事業も!吉本興業から独立し、起業。作品づくりに加え、地方の美術館の経営再建なども手がける。
『映画 えんとつ町のプペル』の製作費の一部を、事業投資型クラウドファンディングで調達。映画の資金を34時間で4.8億円を集める!
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