7月のIPO市場には、個性派4社が相次いで登場した。自動運転のティアフォーは大型上場ながら初値が公開価格割れ。一方、AI関連のチャットプラスは初値が2倍超に跳ねた。分散型太陽光発電や廃炉関連など、テーマ性のある銘柄もそろう。明暗を分けた4社の実力と株価を左右する注目ポイントをアナリストが徹底診断する!(ダイヤモンドZAi編集部、イラスト=岸 潤一)

 「ダイヤモンドZAi」2026年10月号の「10倍株を探せ!IPO株研究所 第60回」を基に再編集。データはすべて雑誌掲載時のもの。

自動運転のティアフォーが上場
チャットプラスは初値が2倍超!

ダイヤモンド・ザイ アナリスト|小林大純さん
独立系金融情報会社を経て現職。市場動向から個別株まで、日本株全般を分析。特に新興市場で豊富な調査歴を持つ。

 7月は4社が登場。注目を集めたのはティアフォーだ。

 自動運転技術の専業ベンチャーとして国内初の上場で、公募・売出規模は267億円。6月のGO(972億円)ほどではないが大型のIPOとなった。ただ、初値は公開価格を下回った。

「GOと異なるのは赤字段階での上場だったこと。上場2日目には公開価格を上回る場面もありましたが、当面は黒字化の時期を見極めることになりそうです」(小林さん)

 一方、公募・売出規模14億円の小型IPOだったチャットプラスは、上場日に買い気配で値が付かず。2日目まで持ち越した初値は2倍超となった。

2026年7月上場のチャットプラスとティアフォーの投資診断。チャットプラスは公開価格1080円、初値2284円で+111.5%。ティアフォーは公開価格1085円、初値1009円で-7.0%。ともに投資判断は「中」。
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◆ティアフォーの分析コメント
自動運転ソフト「Autoware」を軸に開発・導入を支援。政策の後押しも期待される一方、赤字が続いており、今後は黒字化の時期が焦点。

◆チャットプラスの分析コメント
ストック型収益が9割超と安定性が高い。生成AIを活用した「AI AgentPlus」で成長を狙うが、株価には利益成長をある程度織り込み済み。