
◆今日の内容を10秒でチェック!
- ・日経平均は反発、原油・金利が上昇もGPIF巡る思惑などが下支え
- ・オリエンタルランドは値上げ、Sansanやカーブスは好決算
- ・インフレでおトク度が増す株主優待って!?
【1】今日の株式相場&話題株 早わかり!
反発、原油・金利が上昇もGPIF巡る思惑などが下支え
【今日の相場】
日経平均株価は反発! 13日の米国市場では主要株価指数がそろって反落した。トランプ大統領はホルムズ海峡の封鎖を再開、船舶の安全確保の対価として輸送貨物の20%相当額の徴収を主張し、原油市況が大きく上昇した。また、連邦準備理事会(FRB)のウォラー理事が利上げの可能性を示唆したこともあり、長期金利も大きく上昇。半導体などハイテク株を中心に大きく下落した。日経平均株価は下落して始まると、午前は乱高下する韓国総合株価指数(KOSPI)に合わせて不安定な動きが続いた。ただ、午後はKOSPIが持ち直したことで、日経平均株価も上昇に転じ、堅調に推移した。
上野賢一郎厚生労働相が、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)の基本ポートフォリオ(資産構成割合)について「今後必要があれば見直しの検討を進める」と述べたことも、日本株の後押しになったようだ。東証プライムの売買代金上位ではキオクシアホールディングスやソフトバンクグループなどが買われた。セクター別では鉱業、海運、化学、サービス、鉄鋼、電気・ガスなどが上昇率上位に並んだ。
主要指数(スマホでは左右スクロール可)
| 指数 | 終値 | 方向 | 前日比 |
|---|---|---|---|
| 日経平均 | 67743.50円 | ↑ | +500.77円 |
| グロース250 | 721.57 | ↑ | +4.70 |
| NYダウ | 52498.64ドル | ↓ |
-138.37ドル 13日 |
| ナスダック | 25873.176 | ↓↓ |
-408.431 13日 |
■日経平均株価チャート/日足・6カ月
【今日の話題株】
オリエンタルランド(4661)
2745円(+95円)
10月から、東京ディズニーランドと東京ディズニーシーの「1デーパスポート」大人の上限価格を1500円高い1万2400円に引き上げると報じられた。4~12歳までの小人は300円高い5900円。一部の需要が高い日のみを対象にするという。2021年からチケットの変動価格制を導入し、現状は7900〜1万900円まで6段階の価格設定だったが、1万1900円も新しく追加し、8段階にするようだ。コスト高で苦戦する中、収益性の改善につながると捉えられた。
Sansan(4443)
1850円(+155円)
名刺管理「Sansan」や請求書管理「Bill One」など。2026年5月期の調整後営業利益(一時費用を除く)は前の期比137%増の84億円、調整後営業利益率は15.7%と7.5ポイント改善した。2027年5月期は51.2%増~74.4%増の127億円~146億円、調整後営業利益率20.0%~22.5%の計画、増配も発表した。また、2027年5月期から2029年5月期までの3年間の売上高の年平均成長率(CAGR)の方針として16%~20%を掲げている。
カーブスホールディングス(7085)
986円(+76円)
女性向けフィットネス施設「カーブス」などを運営。2026年8月期の第3四半期(2025年9月~2026年5月)営業利益は前年同期比22.0%増の61億円と、上半期の13.5%増から増益率が加速。会員数は新規会員や既存会員の継続率向上で増加、会員向け物販も拡大した。また、発行済み株式数の3.3%に当たる300万株、35億円を上限とする自社株買いも発表。決算では他に、ドトール・日レスホールディングスが2027年2月期の第1四半期(3~5月)決算を発表、営業利益は前年同期比35.2%増の37億円と好発進となった。

【2】火曜コーナー「投資&おかねのギモン」
インフレでおトク度が増す株主優待って!?
(ご質問)
インフレの影響で、株主優待の食事券(1000円分などの金券タイプ)で飲食できる量が減りました。これって実質的な優待改悪ですよね?
(答え)
もらえる額面があらかじめ決まっている優待品は、インフレ(=値上げ)で優待の価値が目減りしてしまいます。一方、インフレで優待の価値が上がるものも! ザイ優待アナリストの小林大純さんに解説してもらいました。
「特定の商品やサービスがタダになる『無料券』は、インフレでむしろ優待の価値が上がります! 無料券は『ラーメン1杯』『ハンバーガー1個』『映画1回』というように、商品やサービスを株主に提供する仕組み。引き換え対象の商品が値上げされても、もらえるモノ自体は変わりません。ただ、額面的に評価するなら、優待の価値が上がるというわけです。
例えば、無料券1枚で引き換えられるラーメンが1000円から1200円に値上げされたとしても、引き続きそのラーメンが食べられます。つまり、企業の値上げと連動して、無料券の価値が『1000円相当』から『1200円相当』へ自動的にグレードアップしたことになります。無料券はインフレに強いと言えそうです」(小林さん)
では、具体的にどんな「無料券」があるのでしょうか?
「外食や買物、エンタメ、サービスまで幅広くあります。飲食系の人気銘柄は、ハンバーガーやサイドメニューなどの引換券がもらえる日本マクドナルドホールディングス、ラーメン1杯が無料になる丸千代山岡家、ソフトクリーム無料券のミニストップなど。引き換える商品は複数の選択肢から自由に選べるため、高額メニューを選ぶほどおトク度が上がります。ちなみに、日本マクドナルドホールディングスなら、高額なメニューが頼める夜マック(17時以降)を狙う、S~Lサイズ展開の商品はLサイズを頼むなどで、さらにおトク度を高めることもできます。
エンタメ・サービス系だと、東宝の映画招待券や東京ディズニーランド・シーのワンデーパスポートがもらえるオリエンタルランド、スマホ通信料が6カ月無料になる楽天グループなど。TOHOシネマズでは7月から映画のチケット代が100~200円程度値上げされ、楽天モバイルは今後の値上げの可能性に含みを持たせるなど、注目度が高い優待株です」(小林さん)
近年、累進配当や配当性向目標の導入など、配当政策を明示する企業が増えました。優待でも、少数ながら前期実績に対して維持または増額を行う「累進優待」を掲げる企業が現れ始めています。物価高に伴って自動的におトク度が増す「無料券」タイプの優待は、インフレに強く、実質的な累進優待に近い側面があるかもしれません。優待株投資の参考にしてみてください。
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