「利益が成長し、将来配当が増えていくような企業を選びましょう」と山和証券の志田憲太郎さんは語る。今が低利回りでも、将来の増配で利回りが上昇する銘柄を選ぶことが重要。利益と配当がともに着実に成長している銘柄に注目しよう。そこで増益と増配の好循環にあり、配当利回りにも期待できる9銘柄を志田さんが選んでくれた。(ダイヤモンドZAi編集部)
業績と配当が着実に伸びている!
現在の利回りは低くても将来の増配期待を追う!

日本の10年国債の利回りが上昇中だ。リスクゼロで2.8%程度の高い利回りが得られる中、高配当株をどう選ぶべきか迷う人も多いだろう。
そこで山和証券の志田憲太郎さんに、現在の相場環境に適した高配当株の選び方を教えてもらった。「配当を安定して出すだけの成熟しきった会社は避けたい」と言う。
「利益が成長し、将来配当が増えていくような企業を選びましょう。今の配当利回りが3%だとしても、5年後には7%、10年後には10%のように、買い値で見た利回りが上がっていく銘柄です。債券を保有する以上にインフレ対策になり、株価の上昇も狙えます」
利益と配当の2ケタ成長が続いている銘柄
東京海上ホールディングスに注目!
わかりやすい例が東京海上ホールディングスだ。
【8766 東京海上ホールディングス】
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前期まで、10年間の1株あたり当期利益の平均成長率は12%と高い。その利益を源泉に配当の年平均成長率は19%を誇る。もし3年前に株価3000円・利回り3.3%で買ったとすると、買い値で見た現在の利回りは8.2%に上昇している。その間、株価も右肩上がりだ。
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国内損害保険の首位であり、航空や海上などの専門性の高い保険に強い。事業利益の約7割を稼ぐ海外が成長の牽引役。安定成長の日本、最大の保険市場の米国、保険需要が拡大する新興国とバランスよく利益が成長している。
今期の予想増配率も12%と依然高く、今後も毎期10%以上の増配が期待できる。自社株買いも積極的に実施しており、株価の下支えに。2035年にROE17%以上を目指す。海外の保険大手と比べてもトップクラスであり、その利益成長が1株配当の高い成長率に直結している。
このような、利益の増加とともに、将来の増配も期待できる銘柄を志田さんがセレクト。いずれも直近4〜5年の年平均の増益率と増配率がともに2ケタで、今後もさらなる成長が見込まれる株だ。
※データは2026年7月3日時点。「累」は累進配当、「D」はDOEを配当方針として採用。