毎月分配型投信の「本当の利回り」が改善し、2ケタに達した投信は29本。人気100本の平均利回りも半年前の5.6%から7.9%へ上昇した。AIブームを追い風に株式型や海外リート型が好調な一方、為替や値動き、高分配には注意も必要だ。純資産額ランキング上位20本を詳しく分析し、21~100位も運用会社別に紹介。20代で意外に高い保有率の実態も探る。(ダイヤモンドZAi編集部)

「ダイヤモンドZAi」2026年10月号の「★★★の数を見るだけ!NISAで買っていい投信 ダメな投信がズバリわかる!投信格付243  2026年夏版」を基に再編集。データはすべて雑誌掲載時のもの。

株式型と海外リート型が好調
利回りが大幅改善!

 毎月分配型投信の人気100本の本当の利回りは、半年前よりも改善した。

 利回りがプラスだった投信は、半年前の94本から97本に増加。100本の平均利回りは、半年前の5.6%から7.9%にアップした。

 利回りの改善を牽引しているのが株式型と海外リート型だ。株式型の半年前の平均利回りは8.9%だったが、今回は12.6%にアップ。海外リート型は2.6%が8.4%となり、株式型以上に改善している。

 本当の利回りランキングベスト30(下図)を見てみよう。半年前と同じくトップとなったネクスト・ジェネレーションや、今回が初登場で利回り2位となったサステナブル・ギフトなどの株式型は21本がランクイン。

「2ケタの利回りの投信が29本も!」と題した投資信託ランキング。30本の本当の利回りを掲載し、1位はネクスト・ジェネレーション(WCM世界成長株厳選ファンド)の36.3%、2位は27.7%、3位も27.7%。29位までが10%以上の利回りとなっている。
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 次いで多いのが、フィデリティ・USリート・ファンドB(為替ヘッジなし)などの海外リート型で5本。この26本はすべて利回りが2ケタ台となった。

 ただ、円安で成績がかさ上げされている投信も多い。為替次第で、成績が急激に悪化することも十分あり得る。今後も定期的なチェックは欠かせない。

AI関連の比率が高い投信は
値動きの大きさに要注意

 今回の利回り改善の主役は株式型と海外リート型。両タイプとも、世界的なAIブームを取り込んで、好成績を達成した投信が多い。

 株式型の代表例が利回り3位のフィデリティ・グロース・オポチュニティ・ファンドD(予想分配金提示型・為替ヘッジなし)や同4位のグローバルAIファンド(予想分配金提示型)。いずれもAI関連の比率はかなり高い。

 海外リート型でも、AIを稼働させるデータセンターへの投資比率が高い投信が好調だった。

 利回り17位のフィデリティ・USリート・ファンドB(為替ヘッジなし)や18位のニッセイ世界リートオープンがそれにあたる。

 ただ、AI・半導体関連の比率が高い投信は、値動きに注意したい。AI・半導体関連の株価やリート価格が大きく下落した時に、本当の利回りがマイナスに落ち込む恐れがある。

 次ページでは、純資産上位20本をランキングで紹介!好成績の投信はどれか、実力をチェックする。