株価が急落すると、つい様子見したくなるもの。だが、長期成長が期待できる指数なら、下落は資産を増やす好機にもなる。コロナ禍でも資産を伸ばした投資家・たぱぞうさんは、値下がり率や予想PER、投資家心理を手掛かりに安値を狙う。積み立てと買い増しを組み合わせ、上昇相場でもチャンスを逃さない実践法を聞いた。(ダイヤモンドZAi編集部)
S&P500の下落は
絶好の買いチャンス!
米国株投資で資産を増やし、19年にFIRE。現在の金融資産は6億円。保有ETFは貸株*に出して、0.1%の金利を受け取る工夫も。
ブログは「たぱぞうの米国株投資」
*保有株やETFを証券会社に貸し出すことで、金利がもらえるサービス。貸し出し中も分配金を「分配金相当額」として受け取れるが、税区分が変わり雑所得または事業所得となる。
たぱぞうさんは、米国を代表する500社に投資するiシェアーズ 米国 S&P500 米国株ETF(1655)をメインに投資し、コロナ禍でも資産を増やすことに成功した。
「S&P500という指数は『4四半期連続で黒字を維持していること』などが指数組入の条件。長期的な成長を期待できます」
となると、一時的な下落は安く買うチャンス。値上がり益重視のたぱぞうさんは、2020年以降、ETFの機動性を生かして安値を狙って購入した。今回は、安値かどうかを判断する3つの狙い目を紹介する。
狙い目(1)は、最高値から短期間で10%以上下がった時だ。目安を設けておけば、下落時でもためらわずに買いやすい。
「S&P500はコロナショック時に1カ月間で、最高値から35%以上も下落しました。そこで、すかさずETFを大量購入。のちの急速な回復で利益をゲットできました」
狙い目(2)は、S&P500の予想PERが20倍を下回って割安な時。例えば22年のS&P500は、年始の高値から10月にかけて約28%も下がった。
ただ、じりじりと下がっていったため、22年1月の最高値からの下落率だけで買い時を探るのは難しかった。
この時、S&P500の予想PERも見ておけば、6月や9月の20倍を切ったタイミングで安く購入することができたという。