2026年前半の日経平均はAI・半導体ブームを背景に急騰し、世界株やS&P500を上回る上昇率を記録した。キオクシアHDなど、半導体企業の利益が過去最高水準まで伸び、日本企業の高い世界シェアが追い風に。その急騰から一転、調整局面に入った日経平均。ここまでの日本株「急上昇」の理由をプロ5人に解説してもらった。(ダイヤモンドZAi編集部)
2年半で日経平均が2.6倍になり、世界株やS&P500より上がった!
半導体企業の業績急伸で日経平均が急騰
日経平均は、2026年7月に入って一時調整したとはいえ、年初から見ると上昇基調が継続。上昇率は円安で円換算の海外指数に有利な環境でも、世界株やS&P500を上回っている。
拡大画像表示

相場を牽引したのは、AI・半導体株だ。中でもキオクシアHDは年初から一時10倍まで急騰し、時価総額で国内首位に躍り出る場面もあった。ダイヤモンド・ザイのアナリスト、仲村幸浩さんは、上半期の相場について次のように分析する。
「今年前半の日経平均上昇の最大の理由は、AI相場の恩恵です。日本企業は半導体製造装置で世界シェア3割超、半導体材料では5割超を握り、世界の投資家から“AI関連銘柄の宝庫”として注目されました」

その半導体株を中心に売りが強まり、日経平均も大きく値を下げた。ただ、ニッセイ基礎研究所の井出真吾さんは「足元の下落は株価急騰の反動による健全な調整。AIの成長トレンドや企業の収益力が崩れたわけではありません」とみる。
実際、プロ5人全員が今後1年の日経平均は、上昇すると予想。年初からの大幅上昇の理由をひも解いていく。