買いタイミングはPERを見ればわかる
予想PERが15倍台まで下がったタイミングを狙おう
では、日本株はいつ買えばいいのか。一つの目安が、日経平均の安値となりそうな予想PERが15倍台まで下がったタイミングだ。下の折れ線グラフは日経平均の予想PERの推移を示したもの。
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2011年以降、特殊な局面を除いて、おおむね14〜17倍台で推移してきた。井出さんは「15倍台なら買い時といえます。14倍台まで下がれば、かなり魅力的な水準です」と話す。
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上の表の通り、2026年7月末時点の今期予想の1株利益(3744円)を基準にすると、PER15倍の日経平均は5万6160円。そして、井出さん、小林さん、仲村さんも安値を5万5000〜5万8000円台とみる。ただし、年末にかけて市場が来期業績を織込み始めれば、安値水準も切り上がる。来期も2ケタ増益が続き、1株利益が10〜15%増えるなら、日経平均が6万2000〜6万5000円でもPERは15倍台だ。
もう一つの買いの目安は、高値から10%程度下落した時だ。井出さんは「10%下げたら買い始め、その後も下がれば買い増す」という手法を勧める。資金を複数回に分けて投資すれば、買値を平準化できるからだ。
ただし、株価が下落した理由は見極めたい。株価が下がっても利益が伸びていれば、PERは低下し、割安感が強まる。阪上さんは「足元の日経平均の大幅下落は、急騰の反動や持ち高調整の影響が大きく、業績悪化への懸念は小さい」とみる。増益見通しが崩れないまま売られた局面は、押し目買いの好機だ。
一方、注意すべきは、「半導体投資拡大の立役者であるアルファベット、アマゾン、マイクロソフトなど、米巨大IT企業の設備投資の伸びが鈍化した時」(仲村さん)だ。AI設備投資の伸び鈍化で日経平均の1株利益が下方修正される懸念が広がったら、買いを急がないほうがいい。
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