大人気の高配当株をデータと共に解説! 配当利回り5%台のUBEを筆頭に、注目の高配当株12銘柄をランキング形式で発表する。「DOE」や「累進配当」など、減配しにくい株を見抜く指標の解説も。高利回りと増配期待を兼ねた二刀流プレーヤーがズラリと勢揃いだ。TOPIX組入れを目指し、配当利回り6%台の銘柄も!?(ダイヤモンドZAi編集部)
まずは最強日本株の銘柄欄の見方を確認しよう!
減配しない株を見抜く指標もチェック
大人気の高配当株を紹介。銘柄を選ぶときは、足元の配当利回り以外にも注目したい。その前に、まずは「最強日本株の銘柄欄の見方!」を確認しよう。
1.選手データ

【人気度】アナリストの票数で評価。
【成長度】今期予想の営業利益の伸び率(対前期)で評価。
(5)20%以上と黒字転換(4)10%以上20%未満(3)5%以上10%未満
(2)0%以上5%未満(1)マイナス
【収益度】今期予想ROEで評価。
(5)15%以上(4)10%以上15%未満(3)7%以上10%未満(2)3%以上7%未満(1)3%未満
【割安度】今期予想PERで評価。
(5)10倍未満(4)10倍以上15倍未満(3)15倍以上25倍未満(2)25倍以上(1)マイナス
【安全度】直近の自己資本比率で評価。
(5)60%以上(4)40%以上60%未満(3)30%以上40%未満
(2)10%以上30%未満(1)10%未満
【利回り】今期予想の配当利回りで評価。
(5)4%以上(4)2.5%以上4%未満(3)1%以上2.5%未満(2)0%超1%未満(1)0%
2.株価チャート

3.業績

減配しない株を見抜く!
4つのキーワード
増配をはじめとする株主還元が活発になる中、狙いたいのは、減配しにくく、長期で配当成長が期待できる銘柄となる。企業が掲げる配当方針に注目しよう。

配当性向は利益のうち、何%を配当に回したかを表す。高いほど株主還元に積極的といえるが、利益が落ちると配当を維持しにくくなる。

DOEは配当額を株主資本(純資産)の何%にするかを示す指標。業績の波に左右されにくく、安定した配当が期待できる。

連続増配は毎期、前年度を上回る1株配当を出し続けること。連続増配の年数が長い企業は、事業の安定性に対する信頼性が高い。

累進配当は原則として配当を減らさず、前年度の水準を維持または増配する方針。業績が悪化しても、減配しにくい安心感が魅力。
そのため配当が将来も続くか、企業方針をチェックしておこう。配当は減配しないことが重要だ。配当政策として(2)DOEや(4)累進配当を掲げる企業が増え、安定配当が続くか、見極めやすくなった。
その点、今回選ばれた12銘柄は、配当性向やDOEなど、配当方針を明確に示している実力派が多かった。それではプロが選ぶ高配当株12選、栄光の第1位から順に見ていこう。
1位のUBE、2位のエクセディ
ともに配当利回りが5%台!
1位のUBEと2位のエクセディは、ともに配当利回りが5%台と高水準だ。まず化学メーカーのUBEは、配当方針を従来のDOE2.5%以上から3.5%以上に引上げた。さらに、中期経営計画の進捗次第で早期に4%への引き上げを目指す。構造改革を進めている最中で、今後はグループ会社のUBE三菱セメントやUBEマシナリーの上場を予定している。
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米国にリチウムイオン電池の電解液原料の工場を新設。競争力の高い差別化製品へ集中投資する。データセンター向けESS(電力貯蔵システム)や、EV市場向け電池材料の拡大が成長ドライバー。
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「上場によって獲得する資金で、成長投資や株主還元の強化が期待できます」(ダイヤモンドZAiアナリスト・仲村幸浩さん)

続く2位のエクセディは、株主の旧村上ファンド系からの圧力もあり、大幅増配に踏み切った。足元の配当利回りは約6%。これは時価総額1000億円以上の銘柄の中ではトップ級の水準になる。
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独立系の自動車部品メーカー。オートマチック車のトルクコンバータは世界トップシェア、マニュアルクラッチは国内トップ。納入先はジヤトコ(日産系)、アイシン(トヨタ系)、マツダ、現代、フォードなど。ハイブリッド需要が追い風。
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「配当性向は100%近くありますが、保有する現金が潤沢で、当面の配当金の支払い増にも十分耐えうる状態です」(株式アナリスト・鈴木一之さん)

DOE5%を下限とする配当政策も導入、安定還元への姿勢も示した。
※データは2026年8月3日時点。