プロが10万円未満で購入できるオススメの株12銘柄を、ランキング形式で紹介。高配当から高成長まで、少額で買える本格派が勢揃いだ。とくに通信2強(NTT・ソフトバンク)は要チェック。ほかの銘柄も高配当や連続増配など、株主還元が充実しており、長期投資向きの銘柄も多い。AI・DXなど、成長テーマも豊富だ。(ダイヤモンドZAi編集部)

「ダイヤモンドZAi」2026年10月号「インフレや地政学リスクに負けない“スター株”をプロ21人が選出! 最強日本株87 2026年夏」を基に再編集。データはすべて雑誌掲載時のもの。

通信2強が長期投資向きの少額株の王者に!
その前に、最強日本株の銘柄欄の見方を確認しよう

 株価上昇で値がさ株が増える一方、少額から狙える有望株も多い。本記事ではプロが選んだ10万円未満で買える強打者たちを紹介しよう。

 その前に、まずは「最強日本株の銘柄欄の見方!」をチェック。

最強日本株の銘柄欄の見方!
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1.選手データ

6指標において、銘柄の実力を5段階で評価
攻撃力
【人気度】アナリストの票数で評価。
【成長度】今期予想の営業利益の伸び率(対前期)で評価。
(5)20%以上と黒字転換(4)10%以上20%未満(3)5%以上10%未満 
(2)0%以上5%未満(1)マイナス
【収益度】今期予想ROEで評価。
(5)15%以上(4)10%以上15%未満(3)7%以上10%未満(2)3%以上7%未満(1)3%未満
防御力
【割安度】今期予想PERで評価。
(5)10倍未満(4)10倍以上15倍未満(3)15倍以上25倍未満(2)25倍以上(1)マイナス
【安全度】直近の自己資本比率で評価。 
(5)60%以上(4)40%以上60%未満(3)30%以上40%未満
(2)10%以上30%未満(1)10%未満
【利回り】今期予想の配当利回りで評価。
(5)4%以上(4)2.5%以上4%未満(3)1%以上2.5%未満(2)0%超1%未満(1)0%

2.株価チャート

2024年7月(または上場日)から2026年7月31日までの週足。移動平均線は緑が13週、オレンジが26週。目標株価は2027年8月末までの目標。指標において、銘柄の実力を5段階で評価

3.業績

前々期と前期、今期会社予想の3期分、上位銘柄は5期分を掲載。

 それではプロが選ぶ10万円未満で買える強打者たちの第1位はこちらだ。

通信2強が1・2フィニッシュ!
株主還元にも積極的

 首位に輝いたのはNTT。2023年6月末に1株を25株へ分割したことで、個人投資家の注目が高まった。国内最大の通信インフラを持ち、安定したキャッシュフローを稼ぐ。16期連続増配を見込むほか、上限2000億円の自社株買いも予定するなど、株主還元にも積極的だ。

NTTの強みはAI関連の成長も狙える通信王者!
配当利回りは3%台半ばと高水準。株価の値動きも比較的安定しており、長期保有に適した銘柄だ。
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 AIデータセンターと次世代光通信技術「IOWN(アイオン)」を新しい成長軸に据える。前期は売上高が過去最高に。今期は15兆600億円(前期比4.5%増)を見込み、上限2000億円の自社株買いを予定。

NTTの次世代光通信技術「IOWN」や業績
NTTデータが展開しているデータセンター事業や、次世代情報通信基盤の「IOWN」に注目。
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 成長を担う海外データセンター・AI事業と、次世代情報通信基盤の「IOWN(アイオン)」。光技術を活用して、通信から情報処理までの消費電力を大幅に抑える構想だ。AIの普及によりデータセンターの電力不足が深刻になるほど、その価値は高まる。

NTTを分析したプロのコメント
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「短期で大幅高を狙う株ではありませんが、安定した株主還元に加え、IOWNやデータセンター、生成AI向け通信基盤という成長性もあります。中長期で保有できる主力銘柄として評価したい」(金融文筆家・田代昌之さん)

*1 AI・データセンター・グローバル事業・金融/スマートライフ事業などの成長領域。
*2 光電融合技術を活用して「大容量・低遅延・低消費電力」を実現する次世代情報通信基盤の構想。

 2位も、NTTと並ぶ国内通信大手のソフトバンクが選ばれた。

ソフトバンクの強みは通信の稼ぐ力でAI革命を先取り!
配当利回りは4%弱と高水準。安定した配当収入が期待できるうえ、高利回りが株価の下支えとなりやすい。
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 携帯通信の安定収益を土台に、LINEヤフーの広告・ECやPayPayの決済・金融へ収益源を広げている。前中期経営計画では3期連続で期初予想を上回り、計画自体も2度上方修正した。今期は営業利益1兆1000億円を見込み、年間配当も増配予定。予想配当利回りは4%近い。

ソフトバンクの事業や業績
通信を軸に、広告・EC、金融、法人向けICTまで幅広く展開している。
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 潤沢なキャッシュフローを活かし、高水準の株主還元を続けられる。

ソフトバンクを分析したプロのコメント
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 次の成長エンジンは、AI向け計算基盤と国内データセンター。生成AIの普及を受け、企業や官公庁では重要なデータを国内で安全に管理・処理できる“国産AI基盤”への需要が高まっている。通信網と顧客基盤を持ち、通信サービスからAIの開発・利用を支えるインフラまで一体で提供できる点が強みだ。

「通信会社からAIインフラ企業への進化に期待。そうなれば、新たな成長エンジンとなり、中長期で企業価値の向上へ」(内藤証券・高橋俊郎さん)

※データは2026年8月3日時点。