●時価総額上位50銘柄の増収率・経常増益率(直近四半期実績/通期会社予想)
時価総額
順位
順位
コード 銘柄名 市場 直近四半期 通期
増収率(前年同期比) 経常増益率(前年同期比) 今期予想
増収率
今期予想
経常増益率
1 7203 トヨタ自動車7203東P 東P 10.4% 56.8% 6.5% -11.3%
2 8306 三菱UFJフィナンシャル・グループ8306東P 東P 20.1% 57.8% - -
3 9984 ソフトバンクグループ9984東P 東P 10.9% -14.6% - -
4 285A キオクシアホールディングス285A東P 東P 415.5% 4423.8% - -
5 8316 三井住友フィナンシャルグループ8316東P 東P 16.6% 43.4% - -
6 6098 リクルートホールディングス6098東P 東P 18.9% 65.8% 14.4% -
7 6501 日立製作所6501東P 東P 20.0% 8.5% 10.5% 4.9%
8 8035 東京エレクトロン8035東P 東P 33.3% 46.3% - -
9 6857 アドバンテスト6857東P 東P 39.3% 92.9% 51.9% 72.4%
10 6758 ソニーグループ6758東P 東P 8.2% 33.9% 0.2% 20.2%
11 9983 ファーストリテイリング9983東P 東P 22.2% 46.3% 16.7% 19.9%
12 8411 みずほフィナンシャルグループ8411東P 東P 18.3% 62.5% - -
13 6861 キーエンス6861東P 東P 32.8% 49.6% - -
14 8058 三菱商事8058東P 東P 22.8% 53.4% - -
15 8001 伊藤忠商事8001東P 東P 8.9% -1.3% - -
16 9432 NTT9432東P 東P 10.9% 7.6% 4.5% -5.2%
17 8766 東京海上ホールディングス8766東P 東P 12.3% 11.5% - -
18 6981 村田製作所6981東P 東P 20.7% 75.3% 15.2% 46.1%
19 8031 三井物産8031東P 東P 31.7% 54.6% - -
20 2914 JT2914東P 東P 17.0% 50.3% 12.0% -
21 7011 三菱重工業7011東P 東P 15.5% 99.0% 8.6% 11.7%
22 9433 KDDI9433東P 東P 5.1% 20.2% 5.6% -
23 9434 ソフトバンク9434東P 東P 9.4% 4.0% 6.6% -
24 7182 ゆうちょ銀行7182東P 東P 27.1% 64.8% - 25.8%
25 4063 信越化学工業4063東P 東P 5.4% 5.8% 4.9% 8.7%
26 4519 中外製薬4519東P 東P 14.7% 19.2% 6.9% -
27 6503 三菱電機6503東P 東P 14.0% 26.6% 6.4% 27.4%
28 7974 任天堂7974東P 東P -9.5% 115.1% -11.4% -20.7%
29 6752 パナソニックホールディングス6752東P 東P 6.4% 107.7% -3.1% 124.2%
30 4502 武田薬品工業4502東P 東P 10.2% 8.0% 3.0% 黒転
31 5803 フジクラ5803東P 東P 50.1% 166.8% 48.4% 127.1%
32 8053 住友商事8053東P 東P 9.0% -27.6% - -
33 8002 丸紅8002東P 東P 20.6% 26.1% - -
34 8725 MS&ADインシュアランスグループホールディングス8725東P 東P 14.1% 33.4% - -
35 7267 本田技研工業7267東P 東P 13.5% 107.0% 10.8% 黒転
36 7741 HOYA7741東P 東P 16.0% 27.7% - -
37 6178 日本郵政6178東P 東P 6.2% 50.9% -0.7% 8.8%
38 8015 豊田通商8015東P 東P 37.6% 41.1% - -
39 8750 第一ライフグループ8750東P 東P 26.1% 161.4% -5.7% 15.3%
40 6702 富士通6702東P 東P 3.9% 60.4% 0.2% -
41 8591 オリックス8591東P 東P 14.0% 161.2% - -
42 5802 住友電気工業5802東P 東P 15.9% 66.6% 5.7% 6.7%
43 6701 日本電気6701東P 東P 14.5% 76.1% -1.2% -
44 6301 コマツ6301東P 東P 14.7% 6.7% 4.1% -5.4%
45 8630 SOMPOホールディングス8630東P 東P 28.0% 59.4% - -
46 6723 ルネサスエレクトロニクス6723東P 東P 28.5% 黒転 - -
47 6367 ダイキン工業6367東P 東P 17.5% 1.6% 2.7% 1.4%
48 4578 大塚ホールディングス4578東P 東P 17.4% 37.4% 10.4% -
49 7751 キヤノン7751東P 東P 3.6% 43.6% 3.8% 2.1%
50 6954 ファナック6954東P 東P 17.7% 32.3% 10.5% 19.2%

上の表は2026年9月18日時点の時価総額上位50銘柄の業績をまとめたもの。AI関連に加え、銀行や保険、自動車など幅広い業種で業績が好調であることがわかる。東P=東証プライム。黒転=黒字転換。

好業績でも売られたAI株に投資チャンス?
期待の後退と利益成長でPERが低下!

 高成長の持続性という点で、最も注目したいのがAI・半導体関連株だ。山和証券の志田憲太郎さんによれば、AI関連企業の業績は非常に好調だ。時価総額上位200銘柄のうち、AI関連の16銘柄を見ると、経常利益の増益率は平均約+55%に達したという。ところが、こうした好業績が、必ずしも株価の上昇につながっているわけではない。

「2025年から2026年にかけては、『これからAIの時代だ』という期待からPERが大きく上昇しました。足元では、その過度な期待がいったん後退した一方、EPS(1株当たり利益)はしっかり伸びています。株価の下落とEPSの増加が重なったことで、PERが一気に低下した銘柄が出ています」(志田さん)

 つまり、業績の悪化ではなく、先行していた期待の剥落によって売られたAI関連株が少なくないのだ。一方、これまで注目されていなかった大型バリュー株には、業績が予想以上に良かったことで見直し買いが入った。AI関連株からNTT(9432)や日本製鉄(5401)などへ資金が移る動きも見られたという。

 ただし、志田さんは、AI関連の需要そのものが急速に失速したわけではないと見る。半導体や関連設備を手がける企業の受注残は高水準にあり、増産に向けた新工場の建設も続いているためだ。

「5年後まではわかりませんが、少なくとも今後1~2年は好調な業績が続く可能性が高いでしょう」(志田さん)

 業績が伸びる一方で、株価は大きく調整している。だからこそ、いまはAI関連株の「業績と株価の乖離」に着目するのがおススメだと志田さんはアドバイスする。