『ダイヤモンド・ザイ』では3カ月に1度、独自に算出した「全上場銘柄の理論株価」を掲載している。これは買いたい銘柄が割安か割高か、一発で判定できる便利な指標だ。ザイ編集部では、2026年8月号に掲載した全上場3820銘柄の最新の理論株価を使ってさまざまなランキングを作成。今回は割安度の拡大度と、時価総額の大きさに着目し、1~15位まで2つのランキングを公開する。(財前孝汰郎、ダイヤモンド・ザイ編集部)
割安度アップはお買い得のサイン!
株価下落中の銘柄は避けて精度をあげよう
2026年7月1日に公開した「3月決算で割安株が一新!ザイの最新理論株価で探す「割安&高配当株」ランキングを公開」では、割安かつ高配当利回りの上位15銘柄を紹介した。理論株価の仕組みや使い方も詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてほしい。今回は3カ月前と比べて割安度がアップした銘柄や、割安かつ時価総額の大きい銘柄に着目。前回と同様に上位15銘柄のランキングを紹介する。
ランキングを発表する前に、割安度の見方について詳しく説明しよう。「割安度」とは株価が理論株価をどれだけ下回っているかを示すもの。株を買う時はこの割安度を見て、銘柄を選ぶのがキホンだ。加えて、3カ月前の理論株価の冊子を持っている人は、3カ月間で割安度がどう変化したかもチェックしてほしい。「30%安」→「40%安」のように割安度がアップしていれば、3カ月前よりお買い得になっているということだ。ザイの理論株価では、割安度が10ポイント以上拡大した銘柄を赤地のオビに白い文字で掲載している。
ただし、割安度がアップした銘柄の中にも、理想のパターンと避けたいパターンがある。前者は理論株価が上昇して割安度がアップしたパターン、後者は株価が下がったことで割安度がアップしたパターンだ。
理論株価が上昇しているということは、売上や利益が伸びている証拠だ。理論株価の伸びに株価の伸びが追いついていない場合は、割安度が拡大(左図)し、買い時となる。一方、株価が下落して割安度が拡大したケース(右図)では、株価が下がるようなネガティブな要因が何かあるはず。その要因を確認してから買いを検討しよう。株価と理論株価を3カ月ごとに定期観測し、理想の割安パターンの銘柄を見つけてほしい。