初心者は投信の積立から!
経験者も投資内容を見直そう
買うべきモノの大まかなタイプを把握しよう!
投信の積立も株の売買も自由自在にできる新NISA。では、その中で何を買うべきでしょうか。
これは、その人の投資の経験や目的で違ってきます。具体的な投信や株を選ぶ前に、大まかな“買うべきモノ”を把握しましょう。
投資するのはこれが初めて、という人は、「つみたて投資枠」で株式型のインデックス投信に投資の一択。つみたて投資枠はいったん設定すれば、あとは自動で積立されるので、ラクに投資できます。インデックス投信は内容がわかりやすく、また成績が“市場平均並み”となるため、投信ごとの当たり外れがあまりありません。
まずは“つみたて投資枠”で積立投資する、ということだけ押さえておけばOKです。
個別株オンリーの人も投信積立で“土台”を強化
すでに投資をしている人でも、持っているモノが個別株やアクティブ投信だけの場合は、「つみたて投資枠」でインデックス投信を積立て、資産の“土台”を強化することをオススメします。
現在、インデックス投信やバランス型投信で積立中の人は、保有している投信で積立を続けていいのか、確認を。より低コストの投信などがあれば、新NISAではそちらに乗り換えるべきです。また、投資先の分散や、リスクのとり方は今のままでいいのかどうか、あらためて考えてみましょう。
これまでインデックス投信・バランス型投信しか買ったことがなく、この機会に株への投資を始めてみたい、という人は、新NISAのメリットが最大限に活かせる銘柄の選び方をチェック。好成績のアクティブ投信も見逃せません。
初心者も投資に慣れたら、さらに「成長投資枠」で株やアクティブ投信にチャレンジするのもアリです。
アナタが買うべきモノがわかるフローチャート
中上級者は保有する株や投信の見直しを
インデックス投信の積立も、個別株やアクティブ投信への投資もすでに行っているという中上級者は、この機に投資内容の見直しを。保有する銘柄は今後も有望か、より良い投信はないか、分散は適切かなど、しっかり検討しましょう。
投資経験や資産の状況で
投信と株を組み合わせて買う!
世界株への分散投資で資産の“土台”をつくる
次は「つみたて投資枠」と「成長投資枠」の使い分けを考えましょう。
基本の考え方としては、「つみたて投資枠」が安定的な“土台”で、「成長投資枠」がより大きな利益を狙う“上乗せ”です。そう捉えると、買うべきモノも自然に絞り込まれます。
まず「つみたて投資枠」では、世界中の株に広く分散投資する、全世界株型のインデックス投信(“オルカン”など)がオススメとなります。世界経済を引っ張る米国の株のインデックス投信も選択肢です。リスクを抑えることを重視したい人は、バランス型投信もアリ。これらで資産形成のベースをつくります。
その上で「成長投資枠」では、リスクは高めでも大きな利益が期待できる株やアクティブ投信を買って、より大きな資産の成長を狙うのです。
あとは投資の経験やスタイル、そして資産の状況によって、さまざまな組み合わせパターンが考えられます。
たとえば投資初心者や、あまり大きなリスクはとりたくないという人は、土台の「つみたて投資枠」だけでも構いません。
資金に余裕があるなら、新NISA全体を“土台”として、大きな金額の積立を行うこともできます。「つみたて投資枠」の対象投信のほとんどは「成長投資枠」でも対象となっているため、両方で同じインデックス投信を積立することも可能です。
“守り”の土台と“攻め”の上乗せとで考えよう!
無理な投資はしない 少額でも全くOK!
全世界株型投信の中身は、米国が6〜7割で、日本は5%程度、その他先進国が10〜15%、新興国は約1割となっています。この配分に不満な人もいるかもしれません。その場合は、先進国株型や日本株型、新興国株型のインデックス投信を、好みの比率で組み合わせるといいでしょう。
特定口座の投信や預貯金などで十分な資産の“土台”がある人は、「成長投資枠」だけを使うのも手です。新NISAでは株などを目いっぱい買って、非課税で有利に資産の上乗せを狙うわけです。
重要なのは、新NISAの中だけでなく、資産全体でのバランスを考えること。また、枠は“使いきらなければいけない”ものではありません。新NISAは無期限の制度ですから、時間をかけてコツコツ増やしていく心構えでいきましょう。
※「オルカン」は三菱UFJアセットマネジメントの「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」の愛称で商標登録されていますが、全世界株型のインデックス投信の総称として使うこともあります。