
◆今日の内容を10秒でチェック!
- ・日経平均は大幅続伸! 米利上げ観測後退、ASML決算も好感
- ・NECなどのソフトウェア株に売り、クリレスHDやGOは好決算
- ・値下がり優待株ばかりじゃない、三越伊勢丹などは好調!
【1】今日の株式相場&話題株 早わかり!
大幅続伸! 米利上げ観測後退、ASML決算も好感
【今日の相場】
日経平均株価は大幅続伸! 14日の米国市場では主要株価指数がそろって反発した。6月の消費者物価指数(CPI)の伸びが予想以上に鈍化し、利上げへの警戒感が和らいだ。金融大手の決算も良好で、ゴールドマン・サックスは+9.00%。一方、決算速報が嫌気されたIBMは-25.21%と急落し、半導体関連株の買いとソフトウェア関連株の売りが広がった(話題株コーナー参照)。今日の東京市場でも半導体株を中心に買いが先行。また、オランダの半導体製造装置大手ASMLホールディングの決算が好感され、日経平均株価は後場に一時6万8798.24円(+1054.74円)まで上昇した。
一進一退が続く日経平均株価の見通しや投資戦略については、X(旧ツイッター)の音声チャット「スペース」での解説を改めて参考にしてほしい。今晩の米国では6月の卸売物価指数(PPI)や地区連銀経済報告(ベージュブック)が発表され、連邦準備理事会(FRB)のウォーシュ議長が上院委員会で証言を行う。また、ブラックロックやモルガン・スタンレー、ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)が決算発表する。
関連するXスペース配信
【※Xスペース配信(7月13日)はコチラから】
⇒https://x.com/ZAiClub/status/2076519193244213521
主要指数(スマホでは左右スクロール可)
| 指数 | 終値 | 方向 | 前日比 |
|---|---|---|---|
| 日経平均 | 68751.51円 | ↑↑ | +1008.01円 |
| グロース250 | 736.74 | ↑↑ | +15.17 |
| NYダウ | 52508.27ドル | → |
+9.63ドル 14日 |
| ナスダック | 26107.008 | ↑ |
+233.832 14日 |
■日経平均株価チャート/日足・6カ月
【今日の話題株】
NEC(6701)
4270円(-193円)
半導体関連株が買われる一方、NECなどのソフトウェア関連株に売り。14日の米国市場ではIBMが-25.21%と急落した。決算速報が市場予想を下回ったためだが、その背景について顧客企業のIT予算がソフトウェアよりもサーバーや半導体メモリーといったハードウェアに優先して回されているなどと説明。これが半導体株の買いとソフトウェア株の売りを誘ったようだ。
クリエイト・レストランツ・ホールディングス(3387)
800円(+20円)
外食大手。居酒屋「磯丸水産」など様々な業態を展開し、株主優待の人気が高い。2027年2月期の第1四半期(3~5月)決算を発表し、営業利益が前年同期比10.8%増の33億円となった。「ハレの日」需要を捉えた都心の商業施設店舗や、日常使いのベーカリー・ラーメン店が好調を維持した。また、「らぁめん小池」などを展開するイノセンスを買収する。
GO(581A)
2950円(+500円)
ストップ高。タクシー配車アプリを手掛け、6月16日に東証グロースへ上場した。2026年5月期決算を発表し、営業利益が前の期比2.6倍の70億円となった。アプリを通じた乗車回数や1回あたりの平均売上高が堅調に推移した。2027年5月期の営業利益は84.6%増の130億円になる見通し。アプリ配車事業を中心とした成長が続く見込みで、好感した買いが広がった。

【2】水曜コーナー「ザイアナリスト小林大純『気になるあの株!』」
値下がり優待株ばかりじゃない、三越伊勢丹など好調!
小売や外食といった業種は株主優待の人気が高い一方、足元では節約志向の高まりや各種費用の高騰で厳しい環境にある。日経平均株価は6月に一時7万2000円台まで駆け上がったが、優待狙いの投資家はむしろ持ち株が値下がりしていることも多いだろう。
ただし、つぶさに見ると値下がりしている優待株ばかりではない。今回は時価総額1兆円以上で年初来の株価騰落率が+30%以上の銘柄から、優待人気の高いものをいくつかピックアップした。日経平均株価の年初来騰落率が+36.58%なので、相場上昇の恩恵をしっかり感じながら優待を楽しめた銘柄と言える。これまでの株価騰落率に基づく銘柄選定ではあるが、いずれも好調が続きそうなので、投資を検討してみるのも一案だろう。
小売・外食株の中でも大きく値上がりしているのは、百貨店の三越伊勢丹ホールディングス(年初来で株価+76.92%)、雑貨店「無印良品」の良品計画(+49.75%)、回転ずし「スシロー」のFOOD & LIFE COMPANIES(+31.56%)だ。三越伊勢丹などの百貨店は堅調な高額消費が追い風。食品や日用品を中心に節約志向の高まりによる影響は厳しいが、高額品は株高による資産効果や海外客の貢献が大きいようだ。また、良品計画やF&LCは直近の決算発表で業績予想を上方修正している(良品計画は7月13日号、F&LCは5月8日号参照)。ともにアジアを中心とした海外での成長期待が高い点に注目できそうだ。
金利上昇で貸し出し利ざやや運用収益の拡大が見込める銀行株・保険株も狙い目だろう。メガバンク株でも三井住友フィナンシャルグループ(+41.26%)が今年5月に優待導入を発表したのはうれしい。1年以上の継続保有が必要になるが、Vポイントを狙ってみてもいいだろう。ゆうちょ銀行(+51.65%)は優待に必要な投資額こそやや高いが、オリジナルカタログの商品が人気だ。また、第一ライフグループ(+44.53%)の会員制生活総合サービス「ベネフィット・ステーション」は幅広いサービスで割引が受けられるので、優待サイトで一度確認してほしい。
最後に「実はハイテク株」の味の素(+69.01%)だ。一般に調味料で知られる同社だが、高性能半導体の絶縁材「味の素ビルドアップフィルム(ABF)」でほぼ100%のシェアを有する。このように優待を楽しみながら値上がり益を追求できそうな銘柄はたくさんあるので、優待投資の参考にしてほしい。
(ザイ優待アナリスト 小林大純)
小林大純
ダイヤモンド・ザイ アナリスト
早稲田大学法学部卒、早稲田大学大学院ファイナンス研究科(現経営管理研究科)修了(MBA)。金融情報サービス会社などを経て現職。日本株アナリストとして各種メディアで活動中。
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