増配する高配当株をNISAで年48万円ずつ25年積立すると、シミュレーションでは25年目に受け取れる配当が大幅に増加。年金のプラスアルファとして大きな頼りに。つまり銘柄選びでは減配リスクを避けることが最優先だ。そこで過去の配当実績に加え、増配余力など、基準を満たした買いのベスト6を本記事で紹介する。(ダイヤモンドZAi編集部)
老後資金はNISA&高配当株でつくれる!
4万円の積立で、25年後は月約12万円の配当収入に!
増配する高配当株をコツコツ積立てると、老後のお金事情はかなり楽になるのをご存じだろうか。
上の図は配当利回り4%で毎年8%増配する高配当株を、年48万円(月4万円)、25年にわたり積立した場合のシミュレーションだ。
48万円×25年で元本は1200万円。つまり、個別株を買えるNISA成長投資枠の満額(1200万円)まで積立したという想定だ。
結果は、25年目で受取れる配当金は年約140万円! 月額にすると12万円弱だ。年金のプラスアルファとして、心強い金額だろう。ちなみに、配当が横ばいだった場合(利回り4%のまま)、配当金は年48万円。増配株との差は大きい。
さらに注目はリタイア後。NISAの枠を使い切ったので、26年目からは積立(新規購入)をやめた場合だ。それでも積上がった高配当株は増配を続けるので、10年後(積立開始から35年目)には配当額は年約304万円にもなるのだ。
この結果、26年目から次の20年間で受取る配当金の総額は約6400万円。「老後2000万円が不足」といわれたが、将来インフレで「老後4000万円が不足」となったとしても、これだけあれば安心だ。
「8%増配」は10円配当が11円配当になるだけ!
iDeCoは掛金の全額が所得控除の対象に
「年8%の増配」と聞くと、一見ハードルが高そうに思える。しかし、配当金50円なら、4円の増配で、配当金10円の会社なら1円の増配で達成できる数字だ。十分、現実味のある増配率といえる。
老後資金づくりというと、iDeCoが比較対象となる。iDeCoは掛金の全額が所得控除の対象になるのが魅力。ただし、お金は60歳まで引出せず、引出した税金や社会保険料の対象となる(加えて、公的年金も税金や社会保険料の対象)。
それに対して、NISAで積立した高配当株なら、いつでも引出せる上に、利益や配当金には税金も社会保険料も一切かからない。「じぶん年金」として、企業年金などがない人、国民年金のみの人などは、真剣に考えてみる価値がある。