◆今日の内容を10秒でチェック!
- ・日経平均は反落…一時1360円高、ハイテク株が買われるも失速
- ・AIサーバーへの期待で太陽誘電などに買い、ティアフォー上場
- ・インフレ&金利上昇時代|高配当株の選び方が変わった!新基準のポイント3つを解説
【1】今日の株式相場&話題株 早わかり!
反落…一時1360円高、ハイテク株が買われるも失速
【今日の相場】
日経平均株価は反落! 21日の米国市場では主要株価指数がそろって4日ぶりに反発した。特にフィラデルフィア半導体株指数(SOX)は+5.21%と大きく上昇。ただ、中東で米イランの攻撃の応酬が続き、原油価格や金利が上昇したことは相場の重石となった。今日の日経平均株価は米半導体株高の流れを引き継ぎ、朝方に一時6万7592.20円(+1360.01円)まで上昇。半導体株の比率が高い韓国総合株価指数(KOSPI)の上昇もあって、前場は堅調に推移した。ただ、後場になるとKOSPIとともに失速し、マイナスに転じて取引を終えた。キオクシアホールディングスが日経平均株価を押し上げる一方、ファーストリテイリングが押し下げ。円相場は一時1ドル=163円台まで下落し、およそ39年半ぶりの円安水準を記録した。
ハイテク株は先週末の急落で投機的な持ち高の解消が進んだとの見方がある。一方でAI(人工知能)への巨額投資をめぐる警戒感も根強く、戻り待ちの売りが出たとみられる。米国では今日の取引終了後、グーグルを傘下に持つアルファベットが決算発表するので要注目だ。
主要指数
| 指数 |
終値 |
方向 |
前日比 |
| 日経平均 |
66115.60円 |
→ |
-116.59円 |
| グロース250 |
696.54 |
↓↓ |
-7.53 |
| NYダウ |
52224.64ドル |
↑ |
+385.38ドル
21日
|
| ナスダック |
25837.207 |
↑↑ |
+329.135
21日
|
■日経平均株価チャート/日足・6カ月
チャート提供:マネックス証券
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【今日の話題株】
太陽誘電(6976)
1万2535円(+790円)
米国では21日の取引終了後、サーバー大手のスーパー・マイクロ・コンピューターが4~6月期の暫定決算を発表。600億ドル超の新規受注があり、過去最高水準の受注残高を記録したと明らかにした。スーパー・マイクロの株価は時間外取引で急伸し、AI(人工知能)サーバー向けの需要拡大が期待される電子部品の太陽誘電や光ファイバーのフジクラにも買いが入った。
ティアフォー(593A)
1015円(-)
東証グロースに新規上場。公開価格1085円を7%下回る1009円で初値を付けると、朝方には一時896円まで下落した。公募・売出規模が267億円と大きく、公開株の換金売りが出やすかったとみられる。ただ、自動運転技術を開発する有力ベンチャーとあって期待も根強く、前場中ごろには今日の高値1081円を付けた(ティアフォーの詳細については7月8日号IPOコラム参照)。
ヤマダホールディングス(9831)
706.5円(-21.6円)
旧村上ファンド系の投資会社であるシティインデックスイレブンスが大量保有報告書を提出し、13日時点で同社株5.10%を保有していることを明らかにした(村上世彰氏の長女である野村絢氏ら共同保有者の合計)。3月末時点で野村絢氏が同社株を保有していたことがわかっており(5月29日号参照)、株価の反応は限られたが、エディオンとの経営統合に向けて注目を集めそうだ。
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インフレの時代になって、高配当株を取り巻く環境もガラリと一変した。金利上昇で国債の利回りが高まる中、債券に勝てる高配当株の利回りや増配における新基準とは。配当性向・DOE・累進配当など、株主還元の明確な目標を持つ企業を重視する戦略が有効だ。本記事では、高配当株の選び方を3つの新基準として紹介する。(ダイヤモンドZAi編集部)
「ダイヤモンドZAi」2026年9月号「インフレに勝てる! 上がる&増える 高配当株143」を基に再編集。データはすべて雑誌掲載時のもの。
【新基準1】インフレを上回るペースで増配できる株を買え!デフレ・ゼロ金利時代の選び方のままだと危険!
イラスト=てぶくろ星人
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「インフレ時代になって高配当株を選ぶ基準も変わりました。金利も物価も上昇を開始した今、超低金利でもあったデフレ時代に身に付けた高配当株選びを続けていると、これからは失敗しかねません」(ザイ配当株アナリストの仲村幸浩さん)
仲村さんが指摘するインフレ時代の高配当株の新しい選び方、つまり新基準は3つある。ここからは順を追って説明しよう。
「安定配当」を評価できたのは昔の話
配当金据置きは「実質減配」!?
では、どう変わったのか、見ていこう。まず、新基準の1つ目だ。
従来、高配当株といえば「安定配当」を重視していた人が多かった。かつての電力株が典型だったが、景気に左右されず、毎年同じ配当金がもらえる高配当株は、たいへん人気が高かった。
しかし、これからは考え方を変える必要がある。モノの値段が上がっている中で、配当額がそのままだと、従来は配当収入で買えていたモノやサービスが買えなくなるからだ。
*物価は2025年の上昇率で少数以下は略
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例えば2025年の日本の消費者物価指数は前年比で約3.1%上昇した。つまり、100円のモノやサービスは103円に値上がりした。
このような状況下では、仮に昨年100円だった配当金が、今年も100円のままだと、それは「実質減配」といえる。インフレ時代はインフレを上回るペースで配当金が増える高配当株を買わないと、インフレに負けてしまうのだ。物価上昇率を考慮すると、配当金が前期から物価上昇率以上に増配されないと、実質では減配となる。
実際、コロナ禍前であれば年間配当金が2000円あればコメ5キロが買えたが、今では2000円の配当金では、コメ5キロは買えなくなっている。コメの価格が約2倍に値上がりしたからだ。
一方、例えばこの5年で配当金が3.44倍に増えた三菱UFJフィナンシャル・グループの株を持っていたとしよう。配当金の増え方のほうが上回るので、楽々と配当金で値上がりしたコメを買えることになる。
このようにいまは、インフレを上回るペースで増配する株を選ぼう。
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