シニア割引というと「65歳以上」のイメージが強いが、最近は1つ下の世代である「50歳以上」もターゲットにしたシニア割引が増えている。ただ、シニア割引は確かにおトクだが、「シニア専用=最安値」とは限らない。では、どうすれば本当に賢く使えるのか。スーパー・ドラッグストアなどの小売店から外食、旅行、交通機関まで、シニア割引に詳しい節約アドバイザーの和田由貴さんにおトクな使い方を聞いた。(綾部和也、ダイヤモンド・ザイ編集部)

スーパーやドラッグストアのシニア割は
「年金支給日」や「給料日」に集中している!

「シニア向けの割引サービスは、年々増えてきている印象です。スーパーやドラッグストアなどの小売店はもちろんのこと、飲食店やエンタメ施設、旅行で利用する新幹線や航空機など、いろいろな場面で割引が受けられます。賢く使えば、かなりおトクになりますよ」

 そう話すのは、シニア割引に詳しい節約アドバイザーの和田由貴さん。順番におトクな使い方のコツを聞いてみた。

 まずはスーパーのシニア割引。傾向として目立つのが、年金支給日である15日(支給は偶数月だが、割引は毎月実施が多い)や、企業の給与支給日として一般的な25日に合わせて、シニア割引が設定されているパターンだ。

「代表的なものが、イオンの『G.G.感謝デー』です。対象年齢が55歳以上と“若め”で、イオンカードやWAONなど、指定されたカードや電子マネーの利用で、毎月15日に会計が5%割引になります。対象店舗は、イオングループのスーパー(イオン、マックスバリューなど)なので、利用できる機会は多いです。『イトーヨーカドー』でも、60歳以上向けの『シニアnanacoカード』を提示すれば、毎月15日と25日にほぼ全品が5%割引となります」(和田さん、以下同)

※一部未実施の店舗、対象外商品がある。

 全国的なスーパー以外にも、例えば茨城県を中心に展開している『カスミ』も毎月特定の日に『KASUMIシニアパスポート』を提示すれば、会計が5%割引となる。ローカルのスーパーでもシニア割引を行っているお店は多いので、地元のスーパーでもシニア割引を実施しているか、何歳からが対象かなどを確認してみよう。

 また、自宅に食料品などを届けてくれる「宅配サービス」についても、シニア向けに割引を行っているスーパーがある。

「例えば、コープ(生協)だと2人世帯でいずれか1人が満65歳以上だと、宅配の配達手数料が無料、または割引になります。こういったシニア向けの宅配サービスも最近増えていますよ」

 ドラッグストアもスーパーと同様の傾向で、毎月15日前後にシニア向けにポイント優遇と割引を行っているお店が多い。