個別株だけでなく、ETF(上場投資信託)を活用する投資家が増えている。積立でコツコツ買う人、個別株では手を出しにくいテーマへの投資に使う人、相場下落時に買い増す人など、その使い方はさまざまだ。読者のみなさんに、ETFを選んだ理由や実際の活用法、成功・失敗エピソードを聞いた。(ダイヤモンドZAi編集部)

「ダイヤモンド・ザイ」2026年10月号の「読者の情報交換スポット ZAi Club(ザイクラブ)」を基に再編集。データはすべて雑誌掲載時のもの。

読者の6割がETFを保有!
選んだ理由は?

 読者アンケートでは、ETFを「保有している」と答えた人が58%。保有する理由では、「分散投資ができる」「低コスト」「リアルタイムで買える」「NISAで買える」が多かった。

ETFの保有状況を示す円グラフ。『保有している』58%、『保有したことがない』34%、『以前、保有していたが今は保有していない』8%。保有理由は『分散投資ができる』『低コスト』『リアルタイムで買える』『NISAで買える』が多い。
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――投資信託と違い、リアルタイムで取引可能ということで、ETFを購入しました。まだ利益向上には至っていないので、しばらく持ち続けたいと思います。(埼玉県・60代男性)

――投資信託と違い自分で選んだ個別株は失敗の連続なので諦めて、指数連動型のETFに変更しました。気が楽になりました。(兵庫県・70代男性)

――投資信託と違いETFを選ぶのは、効率よく資産配分できるからです。1本で複数の銘柄に投資できるので、銘柄選びの負担が少なく、長期投資との相性もいい。運用では、株式型ETFを中心にして、相場が不安定な時期は債券型ETFも組み合わせます。定期的にリバランスしながら、積立でコツコツ増やします。(兵庫県・50代男性)

 NISAをきっかけにETFを購入したという声も。

――投資信託と違いNISAの成長投資枠が余ったので、仕方なくETFを購入。日本株を20銘柄保有していますが、最も上昇したのがETFでした。こんなことならもっとETFを購入すべきでした。(埼玉県・60代男性)

指数連動型が人気!
みんなが選んだETFは?

 保有しているETFのタイプでは、「国内株の指数連動型」が148人で最も多く、「外国株の指数連動型」が125人で続いた。

現在保有しているETFのタイプを示す棒グラフ。国内株の指数連動型148人、外国株の指数連動型125人、金など商品型78人、国内株のアクティブ型77人、外国株のアクティブ型48人、国内REIT型46人、外国債券型24人、レバレッジ型15人、外国REIT型13人、国内債券型8人、その他10人。指数連動型の保有が多い。
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――投資信託と違い購入時は1口2000円台で買いやすかったNEXT FUNDS 日経平均高配当株50指数連動型ETF(1489)。わずか1年で3000円台になり、含み益が30%になりました。(東京都・20代男性)

――投資信託と違い暴落時や200日移動平均線にタッチしたところで、バンガード・S&P500ETF(VOO)を、少しずつ買い増しています。欲しい銘柄がある時は、少し売ったりしてお財布代わりに使うこともあります。(神奈川県・50代女性)

 指数連動型だけでなく、特定の業種やテーマに投資するETFを活用する人もいる。

――投資信託と違い個別現物株への投資が中心ですが、AIブームがしばらく続きそうと考え、半年前から半導体のETFを積み立てています。半導体関連の個別株は投資額が高くて手が出せないのでETFに。今となってはいい選択だったと思います。(岐阜県・50代男性)

 一方、長年保有した結果、損失が出たというエピソードも寄せられた。

――投資信託と違い2016年のリオデジャネイロオリンピックの時、レアル建てのETFを保有。長期間放置していたので、元本割れになり大損しました。(青森県・50代男性)