◆今日の内容を10秒でチェック!
- ・日経平均は反発、アルファベットがAI投資加速も関連株は高安まちまち
- ・業績上方修正のフェローテックと三井松島HDがストップ高!
- ・2026年6月IPO3社を徹底診断!海外勢が注目する「GO」と小型2社の株価はどう動く?
【1】今日の株式相場&話題株 早わかり!
反発、アルファベットがAI投資加速も関連株は高安まちまち
【今日の相場】
日経平均株価は反発! 22日の米国市場では主要株価指数がそろって反落した。中東情勢を巡る不透明感からNY原油先物相場は1バレル=86ドル台に上昇、インフレ再燃の懸念から10年物国債利回りが4.66%と2カ月ぶりの高水準まで上昇したことが重石になった。一方、アンソロピックへの出資を発表したアドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)など半導体の一角は買われた。取引終了後に決算を発表したグーグルの親会社アルファベットが設備投資計画を上方修正したことも手伝い、半導体関連などAI(人工知能)インフラ関連がけん引し、日経平均株価は一時6万7022.37円(+906.77円)まで上昇。ただ、キオクシアホールディングスなどが下落に転じ、その後は伸び悩んだ。
米オープンAIがデータセンター建設に数百億ドルを投じる計画とも伝わったが、キオクシアのように下落に転じるものもあり、AI関連株は高安まちまちだった。一方、日本銀行は利上げペースの加速に柔軟姿勢と一部で報じられ、銀行株が大きく上昇。対照的に、利払い負担の増加が意識される不動産は下落率トップとなった。なお、今晩の米国市場ではインテルが決算発表を予定している。
主要指数
| 指数 |
終値 |
方向 |
前日比 |
| 日経平均 |
66422.60円 |
↑ |
+307.00円 |
| グロース250 |
699.52 |
↑ |
+2.98 |
| NYダウ |
52218.58ドル |
→ |
-6.06ドル
22日
|
| ナスダック |
25690.903 |
↓ |
-146.304
22日
|
■日経平均株価チャート/日足・6カ月
チャート提供:マネックス証券
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【今日の話題株】
フェローテック(6890)
8940円(+1500円)
2026年12月期の業績予想を上方修正。営業利益は380億円から600億円(前期比118%増)に大幅に引き上げた。半導体製造装置向けマテリアル製品(セラミックス、石英)や真空シールのほか、AIデータセンター用の光トランシーバー向けサーモモジュールなどの需要が急速に高まっていることが背景。生成AIの普及による業績拡大は想定以上との見方から、ストップ高となった。
アドバンテスト(6857)
3万800円(+1215円)
米グーグルの親会社アルファベットが4~6月期決算を発表。クラウド事業の売上高は前年同期比82%増と、1~3月期(63%増)から大きく加速した。注目の設備投資計画は前回の1800億~1900億ドルから1950億~2050億ドルに上方修正し、2027年についても「大幅に増やす」姿勢を示した。これを受け、AIインフラを支える半導体製造・検査装置などの銘柄に買いが入った。
三井松島ホールディングス(1518)
1953円(+400円)
2024年に祖業の石炭事業から撤退し、事業投資会社として経営を多角化。2027年3月期の業績・配当予想の修正を発表。営業利益は97億円から100億円(前期比4.5%増)に、純利益は71億円から86億円(28.1%増)へ引き上げた。1株あたり配当金は中間・期末とも37円から65円(年130円)に増額。特別利益(株式譲渡益)の計上や、山洋の子会社化による収益基盤の拡大が理由。山洋は綿棒分野で国内有数のメーカーで、工業用・医療用などの高付加価値分野にも製品を展開する。半導体などの製造工程におけるクリーニング用途にも使われており、生成AIによる需要拡大が期待されているようだ。
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6月のIPOはわずか3社。それでも、知名度抜群のタクシーアプリ大手「GO」が上場し、海外機関投資家の旺盛な需要も鮮明になった。一方、小型IPOの2社は初値後に急騰し、需給先行への警戒も必要だ。3社の実力と株価の行方を、成長性や業績、初値後の動きから徹底診断する。(ダイヤモンドZAi編集部)
「ダイヤモンドZAi」2026年9月号の「10倍株を探せ!IPO株研究所 第59回」を基に再編集。データはすべて雑誌掲載時のもの。
2026年6月IPO3社を徹底診断
GO・LiNKX・ネイスの実力は?
ダイヤモンド・フィナンシャル・リサーチアナリスト|小林大純さん
独立系金融情報会社を経て現職。市場動向から個別株まで、日本株全般を分析。特に新興市場で豊富な調査歴を持つ。
6月は3社が新規上場。例年と比べ件数が少ない(昨年は7社)。
「グロース市場の上場維持基準の厳格化が、引続き影響しているとみられます。また、3社とも決算期末前後の上場です。中東情勢の緊迫化などで事業環境が不透明になり、業績の進捗を見極めるムードが強まった可能性もあります」(小林さん)
件数こそ少なかったものの、今回はタクシー配車アプリで知られるGOが登場し、注目を集めた。
換金売りが出やすい大型のIPOだったが、米ブラックロックなどの海外機関投資家が大規模な取得を表明。公開株の海外への配分比率は当初の6割から7割へ引き上げられた。
「世界的な金利上昇などで新興株をめぐる環境は良好とは言いづらい。しかし、日本のIPO株に対する海外からの旺盛な需要が確認できたことは大きいといえます」
一方、LiNKXとネイスは公募・売出規模10億円台という小型IPO。初値後に株価が急騰する場面もあったが、株式需給の主導という印象が強い。動向を慎重に見る必要がある。
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◆LiNKXの分析コメント
地銀など金融機関の勘定系を中心に、老朽化したシステムの刷新・再構築を手掛ける。案件の増加で業績は堅調。AI技術の活用に意欲的で、生産性の向上も奏功している。ただ株式需給の主導で株価が一時急騰。過熱感はなお強い。
◆ネイスの分析コメント
関東を中心に、子ども向けの体操教室183店、発達支援11店を直営とFC*で展開。積極出店で業績が拡大しており、4~5年後に530店を目指す。上場直後に株価が急騰。成長期待で上昇余地はありそうだが、荒い値動きに注意。
*フランチャイズ。店舗数は5月末時点。
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