◆今日の内容を10秒でチェック!
- ・日経平均は3日ぶり反落、日米協調介入による円高懸念が先行
- ・株式分割&自社株買いのキオクシアが上昇! ファナックは部材調達難
- ・【新興国株投資】専門家が選ぶ「インデックス&アクティブ投信6本」成長期待のインド株に注目
【1】今日の株式相場&話題株 早わかり!
3日ぶり反落、日米協調介入による円高懸念が先行
【今日の相場】
日経平均株価は3日ぶり反落! 31日の米国市場では主要株価指数がそろって続伸した。好決算が評価されたアマゾン・ドット・コムを筆頭にハイパースケーラー(大規模クラウド事業者)が大幅高となった。一方、決算が期待を下回り、半導体メモリの不足が懸念されたアップルは大幅に下落。フィラデルフィア半導体株指数(SOX)は一時5.16%上昇したが失速し、+0.07%にとどまった。週明けの日経平均株価は下落スタート。30日・31日に当局による為替介入が実施されたと指摘されていたが、今朝、片山財務相とベッセント米財務長官は31日に協調介入したことを表明。さらなる介入も辞さない姿勢が示され、円相場は一時1ドル=155円台前半まで上昇した。
円高による輸出企業の収益悪化が懸念され、日経平均株価は一時6万2703.47円(-1658.55円)まで下落。ただ、ソフトバンクグループのほか、キオクシアホールディングスなどAI(人工知能)関連株の一角が決算を受けて買われ、その後は下げ幅を縮めた。為替の影響が大きい自動車関連が大きく下落した一方、ニトリホールディングスやセリアといった円高メリットの小売銘柄は大幅に上昇、セリアは決算も評価された。値上がりは東証プライムの3割にとどまった。
今日のX(旧ツイッター)の音声チャット「スペース」配信では、波乱のハイテク株相場に一筋の光が見えてきたことをザイアナリスト小林が解説。また、注目の好決算銘柄や投資戦略、今週の決算スケジュールにも触れたので参考にしてほしい!
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主要指数
| 指数 |
終値 |
方向 |
前日比 |
| 日経平均 |
63754.90円 |
↓ |
-607.12円 |
| グロース250 |
687.65 |
↑ |
+1.68 |
| NYダウ |
52485.03ドル |
↑ |
+276.97ドル31日
|
| ナスダック |
25373.853 |
↑↑ |
+251.67631日
|
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■日経平均株価チャート/日足・6カ月
チャート提供:マネックス証券
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【今日の話題株】
キオクシアホールディングス(285A)
4万9160円(+2660円)
半導体メモリ大手。2027年3月期の第1四半期(4~6月)Non-GAAP営業利益(非定常的な項目などを除く)は1兆3262億円と前四半期の2.2倍に拡大したが、市場予想は下回った。出荷量が1ケタ前半%の増加となり、販売単価は約70%上昇した。出荷量の伸び悩みは、一部の納入が物流上の理由で後ろ倒しとなったため。7~9月は1兆9000億円と43.3%拡大する計画だが、これも市場予想を下回った。一方、9月末を基準日とした1→3株の分割や、10月末までの短期間で、発行済み株式数(自己株式を除く)の5.5%に当たる自社株買いを行うことを発表。株価は序盤に一時下落したが、すぐに上昇した。
ファナック(6954)
6114円(-1021円)
2027年3月期の第1四半期(4~6月)営業利益は前年同期比26.1%増の535億円と市場予想並み。一方、受注高は36.9%増、前四半期比では11.9%増と大きく伸長。通期予想は2122億円から2180億円(23.0%増)へ上方修正したが、市場予想には届いていない。受注高と比較して収益が伸び悩んでいる背景として、部品調達難が生じており、この影響が7~9月期も残るもよう。高い期待値に届かず、株価は大きく下落した。
カシオ(6952)
2164.5円(+400円)
2027年3月期の第1四半期(4~6月)営業利益は前年同期比243.5%増の128億円と市場予想を大きく上回った。通期予想は260億円から340億円(前期比47.4%増)と市場予想を大幅に上回る水準に上方修正。米国の関税還付の影響や円安効果など外部要因もあったが、本業の時計事業が大きく伸びた。腕時計の「Gショック」の販売が改善しているほか、高いデザイン性や手頃な価格から、「カシオウオッチ」の販売も若年層を中心に好調のようだ。
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経済成長率は高いのに、株価は割安――。現役世代が増える新興国には、先進国を上回る成長が期待されながら、割安な水準にとどまる国がある。AI関連株に市場の関心が集まる今こそ、新興国株投信とインド株投信に注目。低コスト型からインフラ・消費関連のテーマ型まで、専門家厳選のおすすめ投信6本を紹介する。(ダイヤモンドZAi編集部)
「ダイヤモンドZAi」2026年9月号の「AI・半導体相場に乗れる!長期なら今が買いの高成長国も!新興国株投資の新常識」を基に再編集。データはすべて雑誌掲載時のもの。
高い成長力と割安感に注目!
新興国株投信で複数国に分散投資
今回の案内人は…ファンドアナリスト 篠田尚子さん
モニクル総研在籍。ファンドアナリスト業務や金融教育に関する情報発信に従事。投信に関する著作も多数。
新興国株とひと口にいっても、国ごとに人口構成や成長力は大きく異なる。注目したいのは、現役世代が増え、消費や投資の拡大が期待できる国だ。
まずは、そうした国々に投資先を絞り、複数国へ分散投資する新興国株式の投信を見ていこう。
現役世代が増える国に厳選投資
iTrust新興国株式
中長期の経済成長が期待できる複数の新興国に分散投資できる投信として、篠田さんがおすすめしてくれたのが、ピクテのiTrust新興国株式(愛称:働きざかり~労働人口増加国限定~)だ。
投信名のとおり、労働人口、つまり現役世代が拡大している国に絞って投資している。
拡大画像表示
インドやブラジル、メキシコ、インドネシアなど、現役世代が増加し、持続的な経済成長が期待できる新興国に投資。直近は16カ国・101銘柄に分散投資している。
「現役世代が減少している台湾や韓国、中国は、そもそも投資対象外とハッキリうたっています。その意味で、AIラリーに乗る投信とは対極にある存在です」(篠田さん)
現役世代が増加している国の成長率は先進国に比べて高いにもかかわらず、その株価は割安な水準にとどまっている。
実際、同投信の直近1年間の成績は、テック株が多い投信に比べて見劣りする。逆に言えば、今が底値で買いのチャンスと言えそうだ。
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