暗号資産の取引窓口である「販売所」と「取引所」。似ているようで、その中身は似て非なるもの。取引相手や価格の決まり方が異なるだけでなく、取引コストに数十倍の差がつくことも。初心者や積立に向くのはどちらか、普段の売買でコストを抑えるにはどう選ぶべきか。具体的な金額を比べながら、賢い使い分け方を解説します。(ダイヤモンドZAi編集部)
すぐに売買できるのは「販売所」
手軽だがスプレッドあり
多くの国内取引会社は、「販売所」と「取引所」の2つの窓口を持っています。
どちらも暗号資産を取引するための場所ですが、売買が成立するルールや取引コストが異なります。それぞれの特徴を押さえましょう。
販売所における取引相手は取引会社です。取引会社が提示した買値と売値で、即時に売買が成立します。
一見わかりやすい仕組みですが、実は買値と売値の間には「スプレッド」と呼ばれる差額が発生しており、事実上の取引コストとなっています。
スプレッドは取引会社や取引するタイミングによって異なりますが、3~6%かかるのが主流です。また、販売所では成行注文が基本。価格を指定して買いたい人(指値注文)には向きません。
ただし、ほぼ確実に約定できるので、初心者が少額で試したり、積立をしたりする場合には、よく販売所が使われます。