GPUの次にAIマネーが向かう先は、電子部品と電力。データセンターの高性能化で、MLCCや光ファイバー、蓄電システム、送配電設備の需要が一気に拡大している。通信量と消費電力の爆増を追い風に、業績を跳ね上げる企業はどこか。AI特需の波に乗る「電子部品・電力」の本命10銘柄を徹底解剖する!(ダイヤモンドZAi編集部)

 「ダイヤモンドZAi」2026年9月号の「日本のAI・半導体の本命株34」を基に再編集。データはすべて雑誌掲載時のもの。

通信量と電力消費の急増で
電子部品・電力株に商機!

 AIマネーの波は電子部品や電力関連へも広がっている。背景にあるのはデータセンターの高性能化だ。

 「GPUの性能が上がるほど電力消費と発熱が増え、それを制御する部品の需要も膨らみます」(内藤証券の高橋俊郎さん)

 代表格はMLCC。スマホ向けでは小型化が重視されたが、AIサーバー向けでは大容量化がカギになる。「使用量がケタ違いで、需要が急増しています」(経済ジャーナリストの和島英樹さん)。

 村田製作所や太陽誘電に加え、関連株では離型フィルムの東洋紡、蓄電システムのパナソニックHDも注目だ。

 もう一つの主戦場が「光」。通信量急増で銅線から光配線への置き換えが進む。フジクラや古河電気工業、デクセリアルズへ恩恵が及ぶ。

 最後は電力インフラだ。変圧器や発電所の不足を背景に三菱重工業や日立製作所にも商機が広がっている。

 では、個別の銘柄について、次ページから具体的に見ていく。

*「積層セラミックコンデンサ(Multi-Layer Ceramic Capacitor)」の略称。電気を一時的に蓄えたり放出したりして回路内の電流を整える電子部品。