賃料上昇が追い風!
オフィスとホテルに高い期待

 次に期待度が高かったのがオフィスとホテルだ。岡三証券の並木幹郎さんは、「オフィスは賃料を上げやすい環境が整っている」と話す。

オフィス型とホテル型Jリートの特徴を比較した図。オフィスは固定賃料がメインで契約期間は短期、8銘柄で利回りは3.51~5.07%。ホテルは固定と変動の組み合わせが多く契約期間は長期、5銘柄で利回りは4.59~6.08%。いずれも景気の影響を受けやすい。
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 「東京23区では、2025年をピークに新築オフィスの供給が大幅に減少する見通しです。一方、企業の出社回帰や移転需要は非常に旺盛。

 しかもコスト削減ではなく、人材確保や従業員の満足度を上げることを目的としているので、高スペックなオフィスの値上げ余地は大きい。契約期間が2年程度と短く、インフレ下では賃料を引上げるチャンスが多いのも強みです」(並木さん)

 変動賃料を取り入れているホテルは、インバウンド回復の恩恵をダイレクトに受け、価格が上昇してきた。インバウンド拡大はもちろん、インフレによる宿泊料金の上昇で直近の業績は好調だ。

 不動産のプロは今後もインバウンド拡大が続けば、中長期での上昇が期待できるとみている。

 ただ、変動賃料は景気に業績が左右されやすく、景気後退時に受けるダメージも大きい。「インバウンドの約半分を占める、中国や韓国の観光客が減るようなニュースが出たら要警戒」(関さん)

 リスクを受け入れつつ、ハイリターンを狙う人向きといえる。