賃料上昇が追い風!
オフィスとホテルに高い期待
次に期待度が高かったのがオフィスとホテルだ。岡三証券の並木幹郎さんは、「オフィスは賃料を上げやすい環境が整っている」と話す。
「東京23区では、2025年をピークに新築オフィスの供給が大幅に減少する見通しです。一方、企業の出社回帰や移転需要は非常に旺盛。
しかもコスト削減ではなく、人材確保や従業員の満足度を上げることを目的としているので、高スペックなオフィスの値上げ余地は大きい。契約期間が2年程度と短く、インフレ下では賃料を引上げるチャンスが多いのも強みです」(並木さん)
変動賃料を取り入れているホテルは、インバウンド回復の恩恵をダイレクトに受け、価格が上昇してきた。インバウンド拡大はもちろん、インフレによる宿泊料金の上昇で直近の業績は好調だ。
不動産のプロは今後もインバウンド拡大が続けば、中長期での上昇が期待できるとみている。
ただ、変動賃料は景気に業績が左右されやすく、景気後退時に受けるダメージも大きい。「インバウンドの約半分を占める、中国や韓国の観光客が減るようなニュースが出たら要警戒」(関さん)
リスクを受け入れつつ、ハイリターンを狙う人向きといえる。