分配金利回りが高いという理由だけで、Jリートを選んでもよいのだろうか。割安度や将来性を判断するには、分配金利回りに加えて、NAV倍率、スポンサー、時価総額の確認が欠かせない。本記事では、Jリート選びの基本となる4つのポイント、さらにプロが注目する物流施設型Jリートのおすすめ3銘柄を紹介する!(ダイヤモンドZAi編集部)

「ダイヤモンドZAi」2025年12月号別冊付録の「Jリート入門」を基に再編集。データはすべて雑誌掲載時のもの。

銘柄を選ぶ前に押さえたい!
Jリート選びの4つのポイント

分配金利回り、NAV倍率、スポンサー、時価総額というJリート選びの4つのポイント
拡大画像表示

 プロおすすめのJリートをチェックする前に、まずはJリート選びの4つのポイントを押さえよう!

 1つめは、おトク度を測る分配金利回り。投資額の何%が1年間の分配金で返ってくるかがわかる。

 高いほどおトク度が増すが、市場平均を大きく上回っている場合、何か問題を抱えている可能性があるので注意したい。一般的な狙い目は4~5%程度だ。Jリートのほとんどは年2回分配金を出している。

 2つめは、割安度を測るNAV倍率。Jリートの純資産価値(保有する不動産の時価から負債を引いた額)に対して、価格が何倍になっているかを示す。株のPBRと似ており、1倍未満が割安の目安になる。

 3つめのスポンサーは、Jリートの親会社みたいなもの。物件を提供したり、人材を派遣したりして、運用を支援している。

 Jリートが好成績を収めるためには、スポンサーからの質の高いサポートが欠かせない。そのため「三井不動産」など、ブランド力のある有名企業がスポンサーの銘柄ほど人気が集まりやすい。

 そして4つめは、規模を表す時価総額。規模が大きいほど取引量も増えるため、機動的な売買がしやすくなる。また、保有物件数もテナント数も多くなる傾向があり、より高い分散効果を期待できる。

「巨額の資金を動かす外国人投資家にとって、売買のしやすさはとても重要。時価総額2000億円以上あると、外国人投資家の買いも期待できます」(アイビー総研の関大介さん)