投資信託は、買って終わりではない。好成績だった商品も、市場環境が変われば評価は動く。2026年4月号でおすすめした9本は、その後どうなったのか。格付けを落とした投信もある一方、長期では合格ラインを維持している。1年・3年・5年の成績と下落時の強さを検証し、長期投資で意識したい「運用スタイルの分散」を考える。(ダイヤモンドZAi編集部)

「ダイヤモンドZAi」2026年10月号の「★★★の数を見るだけ!NISAで買っていい投信 ダメな投信がズバリわかる!投信格付243  2026年夏版」を基に再編集。データはすべて雑誌掲載時のもの。

おすすめ投信9本のその後を検証
運用スタイルも分散を

 前回のおすすめ投信9本について、その後を検証しよう。

 世界株・米国株の人気アクティブ型投信23本の1年・3年・5年の成績をチェック。さらに、好成績を維持できているか、相場下落時に踏ん張れているかも評価する。

◆2026年4月号でおすすめした投信

日本株型
●    選球眼[キャッシュフロー経営評価オープン]/三井住友トラスト
●    初くん[明治安田セレクト日本株式ファンド]/明治安田
●    カレラ 日本小型株式ファンド/カレラ

世界株型
●    東京海上・宇宙関連株式・ファンド(為替ヘッジなし)/東京海上
●    ディープAI[AI(人工知能)活用型世界株ファンド]/AM-One
●    キャピタル・インベストメント・カンパニー・オブ・アメリカICA/キャピタル

新興国株型
●    イーストスプリング・インド・インフラ株式ファンド/イーストスプリング
●    ダイワ・ダイナミック・インド株ファンド/大和
●    ピクテ新興国インカム株式ファンド(1年決算型)/ピクテ

 全体的に指数を上回る好成績のものが多いが、一部の投信で短期・中期の順位が低下。初くん、ダイワ・ダイナミック・インド株F、ピクテ新興国インカム株式Fの3本は格付けが★2つとなった。

 ただ、それらも長期の成績では良好な水準を維持しており、下がりにくさも優秀だ。

 市場環境の変化で、運用スタイルによる有利・不利が出るのは致し方のないところ。長期投資なら、今後の成績動向を注視しつつ、長い目で判断したい。

 言い換えると、いま波に乗っている投信も、今後に不利な運用環境となる可能性は十分にある。AI・半導体関連が牽引する現在の相場が、いつまで続くかは分からない。

 投資先の地域だけでなく、運用のスタイルも分散するのがおすすめだ。

 次ページで、上述のおすすめ9本の格付け、1年・3年・5年の成績を詳しく見ていこう。